表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国猫日記  作者: 黒猫ルナ
第一部
10/19

私と迷子

刑部様の風邪が治った日は宴でした。


呑めや唄えやでお城の中はにぎやかです。


「あまり飲み過ぎるなよ、」


「父上こそ飲み過ぎには」


五助さん親子は互いに飲み過ぎるなと言い合っている。


「小石様と刑部様は仲睦まじくて」


「羨ましいわホント」


厨に向かうと、女中さん達の呟きが聞こえる。


「あら、月耀様いらっしゃい」


いつもの女中さんに小魚を貰う。


厨の隅っこを借りて小魚を食べようとしたら、

何かが私の前を横切った。


……あっ私の小魚。


横切った何かに小魚とられました。


横切った何か――私より小さい仔猫は何処からか迷い混んだらしい。


勿論、厨はパニックになりました。


「誰かぁ……その仔猫捕まえて」


「素早いからむーりー」


……結局私が捕まえました。勿論首根っこ抑えた某猫の宅配便……もとい母猫が仔猫を運搬するアレ。


話を聞くと、迷子でした。


……どうやら母猫とはぐれたらしい。城下町をさ迷い何故かお城にたどり着いたという事だった。


ある意味すごいかも。


「仔猫どうしましょう」


「刑部様に相談なさらないと……」


女中さん達が刑部様に相談したらしく、私に弟分が出来ました。名前は琥珀と名付けられました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ