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だが、
その男は、
大学講師までしていたほどであり、
本当の賢者で、
しっかり、日々の出費、入ってくる御金を念入りに帳簿して、
その実、
焦っていた。
不安でいた。
どこかで、今の生活を出来なくなることは、 分かっていた。
映画の後半、
男は、
その不安と焦りのせいか、
または、認知症の初期段階なのか、
現実と、妄想の区別が、つかなくなる…
という展開で、
そのままラストにゆく。
映画を観ている人達は、
映画の後半、
男の身に起こっていることが、
それは、
男にとって、
現実なのか、
または、男が見ている妄想なのか、
察しがつかぬまま、
混沌として、
物語は幕を下ろす…。




