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日常

「ただいま」

「お帰り」

「愛、最近家に帰ってないのか?」

「帰ってはいるけどお父さんも殆ど家にいないし」

「そうなんだ」

「あ、そうだ歯ブラシとか色々置いても良い?」

「いいけど」


あれから学校でも愛と話すことが増えた。

昼ご飯は愛が作ってくれた弁当を食べていた。


「それで、今日は帰るのか?」

「今日は泊まる」

「そうか」

俺達は友達と言えばそうなのかもしれなが、仕事を知っているそしてそれが上司と言えば菅関係生は自ずと変わってい来る。

「そう言えば最近相川さんがいないんだけど何か知ってる?」

「いや、知らないけど」

「そう」

「そうだ最近学校で薬物が見つかったらしいんだよね」

「そうか」

「いつも不定期で警察が調べにくるんだけど、それに引っかかったみたいなんだけどね」

「それが誰か分かる?」

「うーん、後輩だと思うんだけど詳しいことは分からないかな」

「そうか」

「うん、なにか知ってるの?」

「いや、それがサマエルやマラクに関わりがなければ俺に情報が回ってくることはない」

「そうなんだ」

「ああ、だが同じ学校でそう言う輩がでるのは寂しいものだな」

「そうだね」

「気になるのか?」

「まあ少しは」

「じゃあ少し聞いてみるよ」

「本当?」

「ああ、少し気になるからな」

「そうなんだ」


翌日。

「おはようございます」

「久しぶりだな、心太」

「仁も久しぶり」

「心太!!」

「相川さん?」

「少し良いか?」

「はい」

俺は部屋を出て相川さんに着いて行った。


「なんですか?」

「最近心太の学校で薬物の取り締まりで捕まった奴がいるんだ」

「ああ、聞きました」

「そうか、

「それがマラクと関係があるかもしれない」

「それで?」

「マラクの上の方の奴と連絡を取っていた履歴があった」

「なるほど」


それから、事件にはならなかった。

薬物の取引で青年がマラクと関係を持ったらしく、それ以上の情報はなかった。


そして数か月後、俺と愛は正式に同居することになった。

ただ、現在状況は芳しくない。

所謂喧嘩をしたのだ。

きっかけは些細なことだった。

物をしまわずにそのままにしていたことだった。

だがそんな喧嘩をした日は付き合って一か月の記念日だったので、背伸びをして高級レストランで食事をする予定だった。

俺はレストランで席に座っていたが、愛はいつまで経っても来なかった。

連絡をしても既読にすらならなかった。


そうして結局、営業時間になっても愛は来なかった。


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