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未解決事件専門

「まさか、事件解決まで持っていくとはね。想像以上だ。河上心太君」

俺は事件の翌日、警視庁に来ていた。

「それで入社試験はどうですか?」

「合格だ。君には学生をしながらとある課に行ってもらう」

「とある課?」

「未解決事件だけを扱う課だ。その課は世間にも警察上層部にも知られることはない」

「世間体ですか?」

「まあそうだな」

「分かりました、一つだけ要求してもいいですか?」

「勿論、給料に問題があるのなら可能な限り出すし君の要求も飲もう」

「サマエルの事件が起きたら、僕を必ず使ってください」

「分かった」


それから俺は警視庁の地下の部屋に通された。

「此処は?」

「ここがお前の仕事場だ」

部屋の中は資料などで埋め尽くされていた。

「この資料全て未解決事件のものですか?」

「ああ、存分に仕事をしてくれ」

「分かりました、それで俺はいつから働くんですか?」

「明日からだ」

「学校あるんですけど」

「学校終わりに来ればいいだろ」

「バイトじゃないんだけど」

「まあバイトだと思って気軽にやってもらえば良いよ」

気軽にね、そう思ったが俺一人で仕事ができるのだろか?そんな心配が出てきたので一応聞いてみた。

「もしかして俺一人じゃないですよね」

「勿論、捜査一課の新人を一人お前につけるよ」

「左遷とかじゃないですよね?」

「捜査一課からここに連れてこられたら誰もがそう思うだろうな」

「左遷だと思われて仕事してもらいたくないんですけど」

「しょうがないだろ、お前一人でやらせるわけにいかないんだから」

「それはそうですけど」

「まあ明るい奴だから上手くやれよ」

「はい」

明るい奴か、どんなやつなんだろうと思いながら椅子に腰かけると京野さんが部屋を出ようとした瞬間振り返った。

「一応ここの課で一番偉いのは、お前だからこれから来るやつはお前の部下になるから好きに使ってやってくれ」

「分かりました」


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