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   第百四話  じゃあな






「で、行くのか?」


 尾張清州城が全面降伏するをの眺めながら、ジュンが俺に聞いてきた。


「ああ。元々Ⅿ16A2を手に入れるまで、って約束だったからな。今回の戦いについてきたのは、虐殺をやらかした小田の最後を見届けたかっただけだし」


 そう答えた俺に、小六も清州城を見たまま呟く。


「一緒に天下統一を目指して貰いたかったんだけどなぁ」

「俺が手伝ったら、反則過ぎるだろ」

「違ぇねェ。ロックが戦ったら、戦国シミュレーションにならないモンな」


 苦笑する小六に、ジュンも苦笑する。


「戦国シミュレーションにならないどころか、ヤタガラスの団や蜂須賀一家の存在意義すらなくなってしまう。核兵器を持ち込むようなものだからな」

「核兵器か。そりゃあ上手い例えだ」


 小六は豪快に笑うと、俺に真剣な目を向ける。


「なあロック。最後にもう1度、ステータスを見せてくれないか?」

「あ、それならワタシも見たいぞ。できればモカのステータスも」


 そんな小六とジュンに、俺はモカと目を合わせてから頷く。


「そうだな、もう会うコトもないだろうからイイぞ」

「ウチも構わへんで」

「「じゃあ最後の記念に」」


 声を合わせる小六とジュンの前で。


「「ステータスオープン」」


 俺とモカはステータスを表示させた。






 ロック  

 Lv   258

 HP   99999999(1億0372万7680)

 ⅯP   99999999(103727680)

 攻撃力  4億4917万2900

 防御力  3億5845万2900

 魔法攻撃 2億2845万2900

 魔防力  2億2845万2900

 スキル『鬼神降し』

(毎秒1000ⅯPを消費して

 攻撃力・防御力・魔法攻撃・魔防力を+1億)

 スキル『怠惰の本気』

 ⅯP1000万を消費する事により10分間、

 攻撃力・防御力・魔法攻撃・魔防力に20億がプラスされる。


 装備

 大通連村雨   (攻撃力2億2千万  千斬自在)

 神雷小通連   (攻撃力8000万  明王の護り刀)

 顕妙連・極   (攻撃力6000万  1里飛刃 神秘の泉)

 真・闘鬼の究極鎧&舜装の小手(攻撃力・防御力 1億3千万)



 モカ

 Lv    594

 HP    41237820

 ⅯP    41237820

 攻撃力  158569700

 防御力  158569700

 魔法攻撃  63809700

 魔防力   63809700

 スキル『真・鬼王降し』

(毎秒1000ⅯPを消費し、

 攻撃力・防御力・魔法攻撃・魔防力+5000万)

 スキル『憤怒降臨』

(400万ⅯPを消費する事により10分間

 攻撃力・防御力・魔法攻撃・魔防力に+4億)

 魔防力    63809700

 装備   闘鬼の究極鎧  (攻撃力9500万 防御力9500万)

      10倍強化顕妙連(攻撃力2000万 神秘の泉)

      取り出しの指輪  舜装の小手


「やっぱり凄いステータスだなぁ。何度見ても、足が震えてくるぜ」


 声を振るわせる小六にジュンが何度も頷く。


「ああ。これがこの世界の最高峰か。凄いなんて言葉に収まり切らないステータスだな」


 ジュンが溜め息をついてるケド、一応言っておくかな。


「いや、これが最高峰と思われたら困る。俺はもっともっと強くなるから」

「ウチもやで!」


 平然と言い切った俺とモカを、交互に何度も見つめた後。


「こりゃあ、まいったぜ。がはははははははははははははははは!」

「確かに、こうなったら笑うしかないな。ははははははははは!」


 小六とジュンは、吹っ切れた顔で笑い出した。

 と、急に真顔になると。


「世話になった。ありがとうよ」

「戦国エリアは必ず統一する。たまには思い出してくれ」


 そう言って、右手を差し出してきた。


「ああ。期待してる」

「ガンバってや!」


 俺とモカは、その手を握り返すと。


「じゃあな」

「元気で!」


 小六とジュンに、そして戦国エリアに別れを告げたのだった。








すみません。

ストックが尽きてしまいましたので、次の話から1日おきの投稿とさせていただきます。


2023 オオネ サクヤⒸ

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