『終わりの始まり、始まりの終わり、終わりの終わり、始まりの始まり』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
『終わりの始まり、始まりの終わり、終わりの終わり、始まりの始まり』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から
㈠
何が終わりで始まりかなんて、分からない、危険人物取り扱い注意だろう。
何が始まりで終わりかなんて、分からない、非現実、取り扱い注意だろう。
何が終わりで終わりかなんて、分からない、匿名希望取り扱い注意だろう。
何が始まりで始まりかなんて、分からない、非確定、取り扱い注意だろう。
㈡
今に、世界は上昇して、危険かつ安定な、矛盾の世界に変容するさ。
今に、現世は壊滅して、危険かつ安定な、頽廃の世界に変容するさ。
今に、上空は破滅して、危険かつ安定な、泥海の世界に変容するさ。
今に、時空は退化して、危険かつ安定な、白夜の世界に変容するさ。
㈢
俺は俺自身を、まともだと、思ったことはない。
ただの安定で、その日暮らしの、能天気野郎さ、本当だよ。