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短編集  作者: 時田総司(いぶさん)


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12/20

『ボール』

それはとても怖くて――。




それは僕の遥か上から落ちてくる。とてもとても高い所から――。


時に太陽の日差しを浴びて、また時には太陽の光を遮って――。


空からこちらへやって来る時は、体のどこに当たるか怖くて、地を這いながらこちらへやって来る時は、すねに当たって痛くて。


だから僕はそれが嫌いだった。やりたくなかった。関わりたくなかった。




10年後――、




俺はそれが好きで好きでたまらなくなっていた。始めはこっちに来るな、飛んで来るなと思っていたが、今ではこっちに来い、こっちに飛んで来いと思うようになり、一人で守る時には、一人かー、疲れるーとは思わず、俺の独壇場だぜ! と、意気込むようになっていた。




それは――、スポーツ。




スポーツの名は――、野球。




今、俺の一番好きなモノ。


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