表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

光合成とスマートフォン

俺は『光合成マスター』として歩み出そうとしていた。


 『光合成』は、光がなければ何もできない。


本当に草だ艸だ。



 草に身を包み俺は目覚める。



 苦痛に顔を歪めながらも俺は起き上がる。


さすがに2晩草原にいるのは疲れる。

いい加減ベッドとか欲しいところだな……。


「スマートフォンは……」


充電されてる!?

そうか! 空腹だったのは、光合成でためていたエネルギーをスマートフォンに送っていた、のか……!?


いつも通りに電源を入れる。


すると、複雑な古代文字をズラ――と浮かべた透明な円環が中空に表れて明暗を繰り返す。それはまるで鼓動のようで──……。


「なんでこんなに大がかりなんだよ……」


そして、同時に現れたのはロック解除の画面。


 透明なガラス板の下の液晶画面に、ズラリと並べた文字列は俺のパスワード。


お、開いたぞ! そして、マップを開く。


なるほど!こっちの方向か。


どういう仕組みでgpsが働いているのかワケわかんないが、多分これがご都合主義というものだ。


さて、街に向かうか。


再度街の方向を確かめ、向かう。


街まで10km。


あと5km……。


方向はあっている。しかし街は一向に見えてこない。


「この世界には草しかないのか……」


そう思うばかりだ。


歩き出してからどのくらいの時間がたっただろうか。

小高い岡の上にでた。

見渡すと、草だけでなく、森も見える。

「あの中にモンスターが……!」

そう思うも、草しか見れてない世界に期待もなにもないが。

そして、俺の正面にはなんと、街が見える!


街は本当にあったんだ!


(「街に向かって!」)


そして、再びあの声が聞こえてきた、ような気がした。


向かうあてもないしな。

そうして俺は街に向かう。


街には門のようなものがあり、人が並んでいる。

この世界に来て最初の出会いか。どうせだし、話しかけてみるか。


そうそう! 言語がわからなかったらいけないし、翻訳機能つかいますか!


「すみません!」

「何?」

フードを被っているからわからなかったが、女の子のようだ。

「みんな、なにしに来ているんですか?」

「コロッセオ」


参考文献

LA軍, 勇者に妻を寝取られたドラゴン召喚士〜元最強は復讐を誓う~, 2019

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ