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美々のボディガード

美々に会った福丸は、自己紹介や高校で起こった面白い出来事の話をした。


「けど、あんまり手応えないっていうか、盛り上がらなかったんだ。」


「それでストーカーになったの?」


「まずボディガードだよ。最近物騒だから気をつけてねって言って帰ろうとしたらさ、何が物騒なの?って、美々ちゃんこのあたりのひったくり事件のこと知らなかったんだ。」


事件について話すと、美々は不安そうな顔をした。

余計なことを言って怖がらせてしまった後悔と、なんとか仲良くなりたかった福丸はこれはチャンスだとボディガードを申し出た。


美々は驚いたが少し考えたのち、にっこりと微笑み、よろしくねと言った。


「それで1週間、部活が終わってから22時くらいまでボディガードになっていたんだ。彼女がでかけるときは変な奴がついていかないかを見張って、彼女が家にいるときには変な奴が来ないか門のところで見張っていた。」


「誰か来たりしたの?」


「ハノンくらいかな。」


「誰がハノンよ。22時まで見張るって夜中が一番危ないんじゃないの。」


「そこはほら、僕も高校生だから。」


私は大きくため息をつく。


「それで、いつボディガードからストーカーに変貌したのよ。」


「わからない。」


「え?」

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