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獰猛ナナちゃん

翌日、福丸が作戦の段取り確認と逃げるルートを考えておかなくてはならないと言うので、ナナちゃんを連れて隣の市の都市銀行まで下見に行くことにした。


ナナちゃんは誰が散歩に連れていこうがお構いなしのようだ。

しっぽを振ってご機嫌な様子で歩いている。


「ナナちゃん、山田になんて言って借りたの?」


「『ミミに浮気されたから犬派に鞍替えしようと思ってる。犬の散歩を体験してみたいからミカちゃん半日貸して』って」


「そしたら?」


「犬派になるっていうことを山田喜んでた」


「やっぱり山田って阿呆ね」



隣の市に入る少し手前で光が丘地区に入る。

「ここに来なかったらなぁ」

福丸が呟く。


美々の家の前を通り過ぎようとした時、突然ナナちゃんがすごい形相で吠え出した。


「キャーーー」


声がした方を見ると門塀の上にミミがいる。

まだ散歩ルートは変わっていないらしい。


そして、そのミミを今なでていたであろう尻餅をついた格好の美々の姿があった。

目には涙も浮かべている。


「早く連れてどっか行ってよ。犬、苦手なの!」

あまりの狼狽っぷりに私と福丸は目を見合わせる。


「このくらい犬が苦手な銀行員なら、獰猛ナナちゃん、効果あるかもね。」


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