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『歌姫は詞葉を紡ぐ』
2017/05/13 に、Amebaに掲載したモノを抜粋。
「言の葉。」
此処に存在、有り難く思うことすら。
忘れて。
理の言の葉に。
乗せる。
大丈夫、上手く遣れるから。
任せて。
そんな気持ち知らず、軽口、大口。
叩いた。
今更、後悔なんて。
遅いよ。
何時だって、いつだって。
独白。
演じよう、いつか描いた戯曲。
story。
其れが、望何でしょう?
不利して。
笑いあうこと、出来なくなって。
無感情。
こんな筈じゃ、無かったんだ。
嘘。
泣きついたって、聴いちゃくれない。
手遅れ。
唯一人、ぽつり、退っ引きならない。
云ったのに。
いつしか、周り囲まれて暗闇に。
残される。
独りぼっち、独りきりが。
好き。
囁き、嘯き、騒ぎ、喚く。
声。
聴こえるわけも。
無く。
声は融け往く。
何処にて。
後悔先に立たず