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祠之傀儡  作者: 八百萬
24/37

『人形は静謐を視喪う』

2017/12/12 Ameba blogにて綴ったものを抜粋。


『価値』


価値なんて無い


無色透明に


背景に


成れたなら


どんなに


幸せでしょうか


苦しむことも


無き連絡を


ずっと


待ち続ける事も


無いでしょう


朝陽は変わらず昇り


天雪は変わらず降る


その様な


八百万の神々の


表情を


見ながら


八百万の名を借りし


僕という


下等生物は


何故


生き長らえ


何故


彩付くのか


何番煎じの


お茶でしょう


味も風味も無い


ただの


色水


其れが


僕という


生き物


ただ


過去と


未来の


狭間に生き


昨日が今日の


世界にただ一人


夢に見た世界を


なぞるように


無色透明にも


背景にも


成れない


僕は


薄い


色と


濃い


色と



混ぜずに持ち合わせ


誰の目にも触れずに


生きていく


何時かの未来は


今日見た


すんだ石のような



八百万と生きとしモノの


下らない


戯れ言だ




人形は 見守るものなり



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