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『人形は彩を視喪う』
2017/12/16 Ameba blog にて綴ったものを抜粋。
『成りたくて程遠い』
※自小説より抜粋、改変
カーテンの透き間から、漏れ陽が射し込むと。
眩しい……。
そう、呟いた。
そして、また。
光なんて無くて善いとつくづく嘯いた。
無色透明に成りたくて……。
日々、人々の背景に紛れようと必死に藻掻いても。
藻掻いても。
無色透明に程遠い色彩で存在している。
ボクは、欠陥品。
演じるコトで、自分を護ろうとしている。
モブと言われる存在も、其処に存在してると理解されているから認識されているから……。
“モブ”と詠われる様に。
彼らも、無色透明とは言い難い。
この世界においての、無色透明とは……。
一体何なのだろう。
無色透明に成りたくて でも 成れなくて。




