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祠之傀儡  作者: 八百萬
21/37

『人形は心無きモノ』

2017/06/16にAmebaに掲載したものを抜粋。

『ぼやき』



ある日突然のことでした。


謳うとも為しに詠います。


不幸と不安のタネをばらまきます。


誰も寄り付くはずがありません。



ある日突然のことでした。


建てるとも為しに絶てました。


降伏と負蔓のタネをばらまきます。


誰か繰るわけでもありません。



ある日突然のことでした。


笑うとも為しに嗤いました。


誰かを貶めるため打たれます。


カンカン カンカン。


五寸釘で打たれます。



誰かが哀しむことを識っていました。


誰かが苦しむことを識っていました。


誰かが歓ぶことを識っていました。


唯其れだけのために打たれます。



樹齢何年?


御神木に丑三つ時の宵時に打たれます。



詛いを背負い、不幸を謳い、弱い弱いヒトを嗤います。






ある日突然のことでした。



bad end軽やかに。

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