『小鳥は囀り何かを騙る』
2017/02/12 に Amebaに掲載したモノを抜粋。
「…。」
わかんないや
わかんないや
苦しいのとか
痛いのとかさ
嫌なんだって
わかんないや
くだんないや
要らないんだ
そんなの嫌い
僕が居てもさ
居なくてもさ
世界は廻るの
たった一人さ
欠けていても
関係無いから
世界は廻るの
そうしたらさ
僕が居なくて
変わりないし
当たり前だね
一人くらいさ
欠けていても
関係無いもん
たかだか一人
必要無いもん
必要性無い僕
それはキツい
必要とされぬ
そんな僕はさ
要らないんだ
苦しいし痛い
乾いた笑い声
虚ろな眼にね
生力のない躰
白黒の世の中
僕もまた白黒
色が無い世界
唯一の色は紅
わかんないや
わかんないや
苦しいのとか
痛いのとかさ
わかんないや
くだんないや
判りたくない
それは違う人
僕じゃない人
苦しいのとか
痛いのとかさ
知りたくない
判りたくない
嗚呼そうだな
僕じゃない人
そんな人をさ
創りあげてね
全てを押付け
僕は眠りに就
偽りや裏切り
夢の中ならさ
感じないから
僕は眠りに就
深い深い夢霧
僕と違う人に
苦痛を押付け
傷付くのはさ
僕じゃないの
そう思い込む
本質が笑顔で
落ち着ける場
そんなの無い
だけどね夢霧
夢の中だけは
否定されない
世界は廻るの
たかだか一人
居なくてもね
だったら僕は
夢を観るから
世におやすみ
物騒な世界に
おやすみする
僕の代わりは
僕じゃないと
思い込んでさ
創りあげた子
その子に僕は
現実世界のね
苦痛を押付け
眠りに就くね
おやすみ世界
さよなら本質
原点回帰して
さてさてさて
貴方はだぁれ
僕はだぁれ?
次はだぁれ?
わからないのは 囀りの所為ではない




