表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

花見。

少女は制服みたいな青のチェックのスカートに白のTシャツを着ていた。

そんな彼女は俺に背を向けて彼女は一言セリフを言って微笑んだ。

「来年の春、桜が咲いたらこの場所で……」


ん……。

今は夜の十一時五十五分か。

またこの夢で目が覚めた。

明日はいつものメンバーで近所の公園で花見をするから早く寝るつもりだったのになぁ。

よし、もう一度寝よう。

きっと二度寝から覚めたら明日の朝になってるだろうから。

そんなことを考えつつ俺は二度寝した。


俺は見事二度寝に成功した模様。

おはよう、世界。

時間は七時三十分。

いつも通りの時間だな。

さてさて、今日のお迎えは八時三十分ごろだったから早く支度しないとだよな。

ご飯よりも支度しようかな。

と思ってから十分後にはもう家を出れる姿になっていた。

時間は余ってるし朝ごはんでも食べようかな。


ということで今日のメニューは、フレンチトーストとホットミルク。

あ、フレンチトーストはもちろん手作り。

さり気なく料理ができる男アピールをしつつ食す。

一人でテーブルを使うとなんか寂しいなぁみたいな事を思いつつ完食。

歯を磨いてあれやこれやしよう。

とか考えていたが歯を磨いたら何をするつもりだったか思い出せなかったためソファーに座ってボーってすることにした。


んー。

何もすることがないなぁ。

ピンポーン。

え、まだ時間じゃないっていうか八時すぎなんだけど。

でもまあ、助かった。

よし、行くか。

少し重い腰を上げ玄関に行くといつもの騒がしい仲間が居た。

「おはよっ。ゆーくん、行こ! 」

「おはー。しーちゃん、それから残りの四人」

あれ、七美が居ないな。

今日は何か用事でもあるのかな?

「おい、しーちゃん以外をひとまとまりにするな」

と良太が怒る。

俺は軽くごめんと言ってから歩き出した。


しーちゃんとるなちーが食べ物と言うかお弁当を持って、圭介と瑛太が飲み物、俺と良太が手作りのお菓子を持っていく。

またもや料理できるアピをしてしまった。

まあホントのことだしいいか。

女子が料理出来るのは今じゃ普通のことだし、男子もできた方がいいのかな? って考えたら自分もやるっきゃないなって思って練習してたらそこら辺の女子よりも料理ができるようになっただけなのだが。


大体家から二十分後に目的の公園について、レジャーシートを広げて荷物を置き自分たちも座ってお花見がスタート。

スタートしたのは大体九時過ぎ。

まだ人がそんなに多くないから割と静か。

なんかこういう風に外でご飯とか年重ねると少なくなるから今を大切にしないとって思うとか変なことを思ったりしながら午後三時くらいまで花見。

大体三時三十分頃に帰る予定だったから片付けをしていた時。

ふと思ったことを口に出した。

「なんで七美は今日来なかったんだ?」

それはきっと言ったらダメなことだったんだろう。

その場の空気が一気に重くなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ