184話
土曜日に投稿したかったのですが、色々ありまして遅れてしまいました。申し訳ありません。
気が付くとワタシは縄でグルグル巻きにされた上、薄暗い倉庫の様な部屋で床に転がされていた。
「あれ、ワタシってば何でこんなところに?」
一瞬何が起きたのか判らなかったものの、そのままジッとしていると気を失う前の記憶がゆっくりと戻って来て、ワタシはようやく今の状況がつかめた。
「フィル兄さま……」
打たれた頬がジンジンと痛んだ。
普段からウチの脳筋連中とどつき合いの訓練をしてるワタシにあの程度のことがキくなんておかしいと思うけれど、多分理由は痛手の大小なんかじゃない。
相手がフィル兄さまだからだ。
あの優しいフィル兄さまがワタシを怒鳴り付け、更に暴力まで振るったことが大きなショックなのだ。
正直まだ信じられない。
大昔から昨日に至るまで、暴力どころか感情的に怒られたことすら無かったのに、突然あんなことになるなんて……。
「いや、ちょっと待て」
ワタシは倒れる前の記憶からフィル兄さまの言葉を思い出すと、猛烈に湧き上がってくる感情を一旦流し、心の中からじゃねんを追い払った。
「もしかして、あそこで頑張れずに気絶しちゃったのはマズかったんじゃないの?」
独り言を呟いて沈思もっこう。
フィル兄さまの言葉を信じるなら、エヴリーヌさんの侍女は自分が渡したあのお菓子を食べて倒れたってことだった。
でも当然ながら、ワタシはあれに何かを仕込んだりなんてしていない。
と言うことは、あのお菓子に毒か何かを仕込んだのは別の「誰か」で、その誰かは今でも虎視たんたんとフィル兄さまとエヴリーヌさんの命を狙ってるってことになる。
これはマズい!
ぶたれたことなんて思い返してメソメソしてる場合じゃ無いわ。
誤解を解くよりも何よりも先に、先ず敵をはあくして対処しないと二人の命が危ない。
ワタシは床に転がったままりんせん態勢に入り、普段散らしてる魔法力の尻尾と一体化して全開で魔法が使える体勢にした。
本当は魔法なんてまだ全然教わっていないけれど、この状態になれば似た様なことは出来るし、縄で巻かれて手足は動かせなくても魔法の行使には関係ないからね。
「ピーちゃん!」
そしてまずはフィル兄さま達を探す為、二人(?)いる頼れる味方の片方を呼んだ。
ワタシには昔から仲良しの精霊が二人(?)ほど居る。
地精のクーちゃんと風精のピーちゃんと言うこの二人(?)にはそれぞれ特技があって、ピーちゃんは空気を操れるのですよ。
声は空気の震えだから、大したことの無い距離なら密閉空間にいない限り、幾らでもそれを集めることが出来る。
あれからどのくらい時間が経ってるかは判らねど、この状況を見れば未だ護送はされていないようだし、それならフィル兄さま達も学院から出てはいないと思うんだよね。
「ピーちゃん、ここら一帯の声を集めてくれる?」
「ピピッ」
虚空に現れた小鳥さんの姿をしてるピーちゃんに頼むと、すうっと意識が広がって両耳に色々人な声が聞こえて来た。
うん。さすがはピーちゃん!
これならイケそうだ。
「何故この王太子たる私が猿と結婚などせねばならぬのだ!」
学院内の様々な声を拾い始めると、ちょうど大きな声を出してくれたお陰でフィル兄さまの声は簡単につかめた。
数人で話しているようで、ざわざわとした雰囲気も伝わってくる。
でも何だか嫌な雰囲気だ。
間違い無くフィル兄さまの声だと思うのに、普段と全然口調が違うせいか、まるで知らない人の声のように聞こえる。
それに今の猿と言う言葉、もしかしてワタシのことなんじゃ……。
「……と御結婚なされば殿下のご将来も御安泰だったのでは?」
「お前は私に叔父上の傀儡に成れと言うのか? 馬鹿を言うな。此度の事は父上とも叔父上ともハッキリと立場を分けると言う宣言なのだぞっ」
「確かに学院の卒業式を利用して今まで密かな立場であった者共を参集し、国内第三の派閥として決起する案は御見事でありますが、ドミニクの言う通り、あの様な強引なやり方で姫様を排除なされては、今此処に集まっている者達も動揺しましょう」
「ハハハッ、フランは心配性だな。連判状にサインまでしている貴族共が今更つべこべ言う訳無いだろう。それにな、つい先日の事だが、遂にあのルーベンスの息子であるオリヴィエが父親の派閥の者達を引き連れて我が翼下に収まる事を約束したのだ! 未だ言質を取っただけの話だが、これから確約の書状を持って此処に来る事になっている」
「なんと、オリヴィエが!」
「御目出度う御座います、殿下!」
「これで王陛下もブロイ様も、簡単には我々に手出しが出来なくなりますな!」
「うむ。学院では素っ気なかったが、あの優秀なオリヴィエの事だ。私の治世での立ち位置を考えれば当然の選択と言えるな」
声をつかんだ以上、後は位置の特定だけだと頭の中では考えるものの、猿と言う言葉が心に引っ掛かって、ついつい盗み聞きを続けるワタシの耳にその場の色々な声が聞こえてくる。
とってもオレ様風な喋り方で別人の様なフィル兄さまが腹心の手下連中としてる話はどうやら謀議のようだ。
まさか学院の卒業式を新派閥の決起集会にしちゃうだなんて思いも寄らなかったけど、これはかなりの大ごとみたいだね。
おそらく関係ない人達はもう帰ったか、帰らせた後で、今いる連中はその新派閥の貴族共ばかりなんだろう。
しかもお姉さま方の話で出て来たオリヴィエ様って、やっぱあのルーベンス様の息子さんのオリヴィエ様のことだったらしい。
確か超優秀な人で、二十歳かそこらなのに外務次官ほさをやってるって聞いた事があるけど……。
「今大きな顔で闊歩している者共は皆お払い箱と言うわけですねっ」
「そうだっ。エミールは良い事を言う! 父上の重臣気取りで私を軽んじる者達など絶対に相手になどするものか。まあオリヴィエの様にその子が素直に私を盛り立てようとするのであれば話は別だが、お前達より一歩も二歩も遅れるのは当然であるな」
「全くその通り!」
「流石は王太子殿下!」
「フィリップ殿下万歳!」
「うむ。もう皆も判っているだろうが、これは老害二人が私物化する我が国を憂いて立ち上げる若手主導の派閥決起の狼煙なのだ。王の代理権を持つ今のこの私が号令を掛ければ、オリヴィエに限らず父上や叔父上に反感を持つ大勢の者達がすぐにでも此処に馳せ参じるであろう!」
「おおー!」
何だかやたらと盛り上がってるフィル兄さまとお仲間連中の声に危機感が湧く。
コレ、ひょっとしたら内戦でもぼっぱつしちゃうんじゃないのかな?
幾らフィル兄さまでもこんなことが魔王様にバレたらタダじゃ済まない。
最悪はさんだつ者呼ばわりされて討伐されちゃう可能性まであるのに、何を考えてるんだろう?
何しろブロイ家には王家に匹敵するぐんじ力があるし、自分が見る限りはその質も数段上だ。
だから例えフィル兄さまが王サマから全ての実権を奪ったとしても、王家の騎士団じゃ対魔物で鍛え抜かれたブロイ家の騎士団にやられちゃう可能性が高いんだよね。
そうなったら、おそらく嫌々ながらも魔王様が王位に就いて、彼らは逆ぞくとして処刑されちゃうと思うんだけど……。
「ですが此度の件、これほど急ぐ必要があったのですか? 確かに王陛下もブロイ様も王城に居ない今は絶好の機会ですが、もう少しじっくりと構えられても良かったのでは……」
「今なら王の代理権限を持つ私の采配であの猿を起訴まで持って行ける。そうなれば取り返しは効かぬし、未遂とは言え王太子の毒殺容疑では無罪も有り得ん。それにさ来週になり、ヤツが十二になって正式な権利を得てからではそう簡単に行かぬのだ」
「でもフィリップ様に毒を盛ったと言う事になれば極刑は免れないのでしょう? おサルさんも可哀想に」
「アレの事など気にするな、エヴリーヌ。どうせ御爺様と叔父上が命だけは助けるさ。籍を抜かれて一生寒村にでも押し込まれはするだろうがな」
「まあっ、それなら良かったわ。他ならぬフィリップ様のお気に入りの子が死罪だなんて悲しすぎるもの」
「お気に入りと言っても、せいぜいがペット程度の物だぞ? 御爺様があの猿を后にせねば王に成る事は許さぬと言うから嫌々婚約まではしたが、お前とは比べ物にならぬし、将来の王妃になるのもお前以外にはありえぬ」
「フフフッ。確かにあんなおサルさんと比べられるのは嫌ね」
「おまけにアレは調子に乗ってお前を側室にしろなどと抜かしたのだ。汚らわしいにも程があるっ。猿は猿同士で番っておれと言うのだ!」
話の内容に聞き入って全く明後日の事を考えてたワタシの耳に、ついに決定的な言葉が聞こえた。
必死になって声に聞き入るものの、聞き慣れたフィル兄さまの声を間違う筈が無い。
「なんなんだよ、コレ!」
思わずその場をゴロゴロと転がりながら、グルグルと回りだした視界に吐き気がする。
それでもまだ聞こえてくるフィル兄さまの猿と言う声に打ちのめされて、遂に壁にぶつかって止まったワタシはそのまま動けなくなった。
「ピーちゃん、もうイイよ……」
心配そうな様子で肩の上に止まったピーちゃんに辛うじてお礼を言うと、身体中から力が抜けてまた意識が遠のいた。
「こんなのウソだよ……」
でも……。
あまりのショックに色々な思考や思いがぐちゃぐちゃに脳内を駆け巡る中、それでもワタシの脳みそは思考を止めず、気持ちとは裏腹の答えを出して行く。
……そう。
全てはお芝居だったのだ。
あのとても優しい態度も気配りも、好きだと言ってくれたその言葉も、何もかも全てが丸っきりの大嘘だったのだ。
「結局、何もかもがウソで塗り固められてたってことか……」
究極の極論だけを口に出し、他は全部意識の片すみに追いやる。
こんな酷い話、幾ら打たれ強さに自信のある自分でも耐えられないよ……。
気が付けば何処かから水が流れ出してて、うつ伏せ状態で床にくっ付いてる顔がベッチャリと濡れていた。
息苦しさに姿勢を変えれば、どうやらその水は目から出ているようだった。
ああ、何だか良く判らないけど、目から汗が流れ出しちゃってるよ。
べ、別に泣いてなんかないぞ、チクショウ!
『表向きはともかく、誰もがこの件を歓迎している訳ではない』
その時、唐突にちぃ兄さまが言った言葉が脳内によみがえった。
そして同時に「誰もが」の言葉に「周囲の」とは付けられていなかったことにも気が付く。
ああそうか、そうだったのか。
ちぃ兄さまはきっとこのことを判ってて、それでワタシに「けいこく」してくれたんだ。
今考えてみれば、特に仲が悪かったワケでもないちぃ兄さまが突然あんなことを言うなんて、かなりおかしい。
普段だったら間違い無く気が付けたのに、周りにチヤホヤされて王太子妃気取りでいたから気付けなかったんだ。
「ワタシって本当に馬鹿だ」
王城なんてところは目に見えないだけで、実際は血で血を洗うドロ沼の世界だ。
何時ぞやの公爵サマがビビッてたのを見ても判るように、立場を失えば命まで失うようなところだと言ってもイイ。
そんなところだと言うのに、ワタシと違ってそこから逃げることすら出来無いちぃ兄さまが、王城の侍女達が居る前であんな話をするには一体どれだけの勇気が必要だったのだろう?
しかも第二王子であるせいか、まともな後ろ盾も無いちぃ兄さまは昔から王城での立場がとても弱いのだ。
それなのにワタシは彼の「勇気と優しさ」を笑い飛ばして、更に見当違いの嫌味まで言ってしまった……。
「信じられないクソ馬鹿女だよ!」
ワタシは思いを声に出すと両手をグッと握り締めた。
自分は被害者なんかじゃない、立派な加害者だ。
だって騙されていたのなら騙されてた方も悪いけれど、高慢なオツムで親切な人を危うくさせたのなら、それはソイツだけが悪いに決まってる。
「あー、もう夢夢! 今までの事は夢だった!」
もういい加減、似合いもしない悲劇のヒロイン染みた思いに浸るのは止めよう。
冷静に考えれば今のこの酷い扱い一つ取っても、向こうが自分を猿扱いしてることは明白じゃないか。
それに今まで聞こえてきたことが事実だってことは、もう判りすぎるくらいに判ったはずだ。
「うぐぐっ」
目から流れる汗を振り飛ばす様にして縄に噛り付き、身体強化魔法もどきを発動させて一気にそれを引き千切ると、ワタシはゆっくりとその場に立った。
気合を入れろ、覚悟を決めろ。
例え相手が何者であろうとも、やられたらやり返すのがワタシの主義だ。
前に従兄弟君と戦った時と違って、今のワタシならそこらの騎士もどき共なんて敵じゃ無い。
もう誤解もへったくれも無いんだし、こうなったら正々堂々と正面から悪者になってやろう。
どうせ王太子毒殺容疑で捕まったら終わりだし、意地を通してここで散るのも一興だっての!
「アンタの計画を粉々にしてやるよフィル兄さま……いやクソ王子!」
独り言を呟きながら出入口に近付き、身体強化もどきの魔法を全開にしながら扉を蹴りまくれば、掛かっていた錠が簡単に砕けて扉が開いた。
「何の騒ぎだ……」
「おりゃぁっ!」
最初に顔をのぞかせた騎士もどきの顔面に渾身のパンチを叩き込み、両脚の力を一気に抜いて体勢を落とす。
直後に反対側から降って来た拳が空を切るのを余裕で避けながら、ソイツの足に全力ローキック!
「ぐはっ!」
転がった騎士っぽいヤツの顔面に更に蹴りを食らわして意識を狩る。
はっ。しょせん王都の、それもクソ王子に尻尾を振る連中なんてこんなモンだ。
何時ぞやのレティの話じゃ無いけれど、こんなの正に「騎士もどき」って感じだよな。
「姫様、御無事だったのですね!?」
「へっ?」
見張りと思しき二人の騎士もどきが転がる廊下の向こうから、いきなり声が聞こえてきたので目をやると、廊下にはさっきのお姉さま方が四人勢揃いしていた。
護衛の人達もみんないるし、驚くことに王城から自分を護衛してくれてた騎士連中までもが走り寄って来たからビックリ!
「あの馬鹿でん……失礼、お脳の弱い某殿下が無茶振りをしたものですから、わたくし達皆で様子を伺いに来たのですわ」
「それ、全く修正されておりませんよ? わたくしも全く同意権ではありますけれど」
「そもそも何の証拠も無く姫様を犯人にでっち上げた上、衆人の前であの様な無体をなさるなんて、まともではありませんものね」
「それどころか完全に法を無視した俺サマ気取りですもの、流石に呆れ果ててしまいましたわ」
あれぇ?
なんだかお姉さま達ってばクソ王子の事が嫌いみたいだけど、お仲間じゃなかったんですか?
そう思って訊いてみると、何でもクソ王子サマったら学園では手下共とつるんで生徒会を乗っ取り、超絶好き勝手放題で色々とやってたらしい。
お陰でまともな連中からは嫌われまくってて、かなり距離を置かれてたんだそうだ。
ああ。言われてみればあんな話しっぷりだし、そりゃ目に浮かんじゃうよな。
「我々は姫様が起訴手続きの為に護送されるのを阻止せんが為、密かに周辺に潜んでおりました」
溜め息を吐きながら騎士隊の隊長さんに目を向ければ、そっちもそっちで何だかワタシの味方っぽいことを言ってくるし、こんな展開になっちゃうとちょっと力が抜けちゃうよな。
「しかしあれから結構時間が経っているように思うのですが……」
「ええ、ええ! わたくし達はここで一刻(約一時間)近くそこに転がる馬鹿共と押し問答をしておりましたから、その程度の時間は経っている筈ですわっ」
「そ、そうだったんですか、なんだか本当に有難うございます。でもワタシは大丈夫ですし、これから独りで王太子でんかとその取り巻き連中に一発お見舞いしてやろうと思っておりますので、この場はなるべく早く去られることをお勧めします」
お姉さま方はこの件とは無関係の高位貴族家の方々だし、護衛の人達もいるから脱出の心配はいらないだろうと思い、取り敢えずの予定を話しながら倒れてるヤツが腰に下げてた木の警棒を奪い取る。
何しろ相手は多分数十人単位だから、こんな物でも無いよりは大分マシだ。
まだ年少者だってことから、剣どころかまともな得物の訓練一つ受けたことは無いけれど、棒っ切れを使う程度なら何とでもなるからね。
「僭越ですが姫様、幾ら何でもそれは危のう御座います。我々が御守り致しますので、此処はどうか御嬢様方と一緒に学院を脱出して頂けませんか?」
呆気に取られた様な顔で固まったお姉さま方にニッコリと笑い掛け、警棒をブンブンと軽く素振りしてみると、隊長さんがガバッと平伏した。
オヒオヒ。幾ら王命でワタシを守れと言われてる騎士さん達とは言え、ここでマジでワタシの側に付いちゃったら危ないのはそっちになっちゃうよ?
それにこの戦いはワタシ個人の我がままなのだ。
個人の意地を通したいってのに、無関係の人達を巻き込んじゃうワケにはいかないよね。
問答無用で隊長さんの両手をつかみ、スパッと立ち上がらせたワタシは再び警棒を握りしめて全員に聞こえるように大きな声を出した。
「お気持ちは大変ありがたいのですが、貴方も騎士ならば自らの意地を通さねばならぬ時はその命を賭けるものとお分かりでしょう。それにワタシには彼らを殺害する気持ちなど一片もありません。ただこのままで済ませたく無いだけなのです!」
物語で読んで、一生に一度は言ってみたいと思っていたセリフをソレっぽく言い放つと、心の中がジーンと感動で溢れ返った。
そうだよっ。
コレってまるで、物語の本の主役そのモノじゃんか。
棒切れ一本持っただけの少女が唯独り、手下共の大勢いる悪の王太子の根城へ殴り込むなんて、どこのヒロイン様ですかってなもんだ。
うんっ。今のワタシ、マジで冒険義賊のソニーや少女騎士物語のシェーラと同格だわ。
よおっしゃぁ、力が湧いてきたぜ!
隊長さんが何故か微妙な表情になっちゃってるけど気にしない!
「では方々、御免!」
廊下のずっと向こうから騒ぎを聞きつけたらしい騎士もどき共がわらわらとやって来たのを見たワタシは、ここに居る全ての人達に仁義をきると昂然と頭を上げて走り出した。
本日もこの辺で終わりにさせて頂きとう御座います。
読んで頂いた方、ありがとうございました。