討伐依頼発生:ドラゴン
「ドラゴンですか?」
そう言った僕にレイス王女は綺麗な顔を歪ませ困った顔をしている。
「そうなのだ、それも複数頭みつかってな。」
ドラゴンやっぱりいるんだ。
「お主は知らんだろうがドラゴンというのは非常に強力な魔物で、上位種になると魔法も使う、複数の言葉を話し金にがめつい。そして堅い皮膚で覆われているので貧弱な装備では刃も通らない。」
ゲームや漫画に出てくるドラゴンと大体は同じか。
「それで悪いが、ドラゴン討伐に向かってほしい。」
「やはり危険なんでしょうか?」
「今はまだ情報が足りないからな。基本的には討伐だ。無いとは思うが上位種であり、尚且つ交渉の余地がありそうな場合のみ交渉をしてくれ。」
不穏だな。
「これは鉄血殿の身をも守るためでもある。」
「古来から使わされている書物によると、ドラゴンは非常に危険で」
「ちょっと待ってください。書物?」
「そうだ、王族に伝わる書物によるとだな。」
つまりーーー?
「今までドラゴンと遭遇したことはないんですね?」
「無い。というかドラゴンは空想上の生き物ではないかとさえ言われていた。並大抵の魔物であれば鉄血殿の手を煩わせる必要などないのだが・・・」
未知の相手で空想の生物とさえ言われていた魔物。それは確かに情報不足で対応のしようもないのか。
「わかりました、とりあえず様子を見て討伐、もしくは交渉ですね。」
「ああ、そうしてくれると助かる。その身を第一に考えてくれてくれて結構だ。」
「今街づくりがいいところだから、なるべく穏便に済ませたいと思います。」
「すまないな、苦労を掛けて」
その言葉に、ルイーゼ姫、キキョウなど話をしていた人たちが驚いた。
「あなた、、、ワタシなのにそんな殊勝な態度をとるの、、、、!?」
「お姉さま、もしかして私が小さいころから探していた優しく慈愛に満ちた心のお姉さまはレイスお姉さまなのでは・・・!?」
似たもの姉妹が騒ぐ中
「何を言うか!ワタシは国のことを第一に考えて行動をしているだけだ!頭も下げる!」
下げてはいないですけどね。むしろ誰よりもふんぞり返っている。
「そうよね、ワタシだものね・・・さすがワタシ」
「そうなってくると、勉強を見てくれたり、お菓子をわけてくれたり、遊んでくれたお姉さまはいったいどっちの・・・!」
うん、女が三人そろって姦しい。
この3人はの関係はどうなることかと思ったけど。
上手くやっている。というか元々3人兄弟だったみたいなものだし、当然といえば当然なのか。
それよりすまないな、と一言いうだけでこの大騒ぎ
微笑ましいけれど
「うるさーい!何時だと思ってるんだ!」
というかもう、眠い・・・
吸血鬼的には夜遅くでも元気らしいです。
その日はそのまま王城に泊りそのまま明日出立することになった。




