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鉄血の王と冷血な姫  作者: 竹輪の穴
彼と彼女の願い。
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街づくり

「「「「「土木作業?」」」」」



多くの人を前に僕とキキョウは説明を続ける。


「そう、僕たちはまず拠点づくりをする必要があります。今みなさんが暮らしている宿舎もいつまでも暮らせるわけではありません。」


その言葉にざわざわする社員たち。


「そのためまずは・・・」


まず資材の運搬が楽になるように道を開拓。


伐採した木はまとめて置いておく

人的資材は多く、経験のある人間を中心に作業が進んでいく。


「地図上のこの平原に僕たちの拠点を・・・」


道路、町などについてはルイーゼ姫に勿論相談をしてしかるべき部署(結局ハワードさん)を紹介してもらい設計を決めた。

遠く離れていない平原に拠点をつくりそこから馬車で人員を輸送する。

テレポートなどの魔法の使える人は少なく、いても微力な力らしい。


「面接の時に聞いた自分の力を活かして・・・」


コンビニのようなものを作ってもいいだろう



「その、そんな簡単に町作っていいのかい?」


当然出てくる疑問だ。だが


「いい。国はこのことを認めている。むしろ国から補助金も出ている。だから思う存分やろう。」


それどころかわが社は国と関係がずぶずぶなわけだが。

それどころか、アイデア以外国の資産を使っている!

トップを握っていれば怖いものなどない!

この国で一番の大企業になってやる!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


こうして始まった街づくり。

あれからそれなりに時間が過ぎて、ようやく街の全体が出来てきた。


社員たちとも日々を肩を並べて過ごしたことで仲良くなり

キキョウとも休日に視察と銘打って街に遊びに行き劇を見に行ったりご飯を食べに行っている。

この世界に来てから王城で暮らしていたが、僕もキキョウも今は社員たちと同じ宿舎で暮らしている。


仕事をして、ご飯を食べて、眠る。

単純な労働の喜びにみんな生き生きとしている。

最初は寝食が出来ればなんて言っていたのに今じゃ


「親方ー!給料上げてくれ!」

「俺も!」「あ、私も!」


「馬鹿野郎、全員の給料上げたら破産するわ!」


「ちげぇねえ!」「ちぇー」


「・・・今度臨時ボーナスくらいなら出してやるから」

そういった僕に一同が湧く。



こんな毎日が続くのが、幸せっていうのかな。




その日の遅く、王城から使者が来た。


「夜分にすみません鉄血様、御同行願えますか?」

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