第6話 そろそろ本気出す
カグネ、そろそろ本気出す。
ただし、コウヤが生き残れるかどうかは分からない。
カグネ の 攻撃
モンスター に 大ダメージ!
コウヤ に 余波 が 来てしまった!
コウヤ は 力尽きてしまった
↑
こんなかんじ
カグネの戦い方は、
『戦う前から終わっている』
ですから、肉弾戦は一撃必殺技です。
一撃必殺回避不可即死攻撃です。
『よーしよしよし、落ち着いたか。』
『……うん。』
『そうかそうか、そりゃ良かった。』
『コウヤ……腕を怪我してるって、本当なの?』
『い、いや、大丈夫だから! 心配しなくても大丈夫だから!』
そう言って、コウヤは私から離れる。
『……見せて。』
『い、いや……』
『……見せなさい。』
『……はい。』
「『解析』」
嫌がるコウヤを黙らせ、服の袖を捲り上げてから魔術を発動させ、腕の様子を確認する。
『……酷い……完全にポッキリ。』
『ま、マジで?』
『うん……破片とか、色々な所に刺さってる。』
『げ、げぇ……』
『ゴメン……なさい。』
『いや! もういいから! 気にしてないから! て、聞いてねぇ……』
急いで魔法陣を展開して世界に干渉し、コウヤの腕の時間だけを戻す。
これだけだと簡単そうに聞こえるだろうけど、実際にやってる方からすれば、凄く大変。込める魔力の量を間違えたら駄目だし、物凄い集中しないと駄目。
『お、おぉ……すげぇ……』
コウヤの腕に発光する魔法陣が纏わり付き、みるみる内に傷が治っていった。
『はぁ……疲れた。』
『お、おいちょっと! 倒れるな!』
これだから、時間に関係する魔術はあんまり使いたくない。時間に関わるのは、断トツで疲れる……って、他の方法でやれば気絶しなかった……
そんな事を考えながら、私の意識は闇に落ちていった。
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『んー……』
目が覚めた。何かを頭に敷いてるけど、これはなんだろう。
上体だけを起こし、背後を向く。
『すー……すー……』
背後には、壁に身体を預けて寝ているコウヤが居た。どうやら、私はコウヤの脚を枕にして寝ていたらしい。
膝枕である。
『はぁぁ……』
大きく、そして深く溜息を吐く。
危機感……持たなすぎだなぁ……
冒険に出れると分かって、ちょっとはしゃぎ過ぎたかな……いつもなら仕込みもしっかりしてるし、男の人と一夜を過ごしたりなんかもしない。コウヤを人質に取られた時だって、仕込んであれば直ぐに殺せたし、動揺してないでさっさと切り替えていれば、早く殺せた筈だ。
はしゃぎ過ぎたし、危険が少なかったっていうのもあるし、何より慢心していたのがある。
だからもう、油断なんかしない。切り替えよう。
でも、まずは着替えよう。上は隠れてるけど、下は凄くギリギリだ。着せてもらっただけマシだろうけど。
コウヤに目隠しをして、今着ているコウヤの上着を脱ぎ捨てる。
……む、昨日お風呂に入ってないから、身体が汚れたままだ。
……仕方ない。
まず、崖の下であるこの辺り一帯に魔法で結界を張って、魔物などが侵入出来ないようにする。次に、魔法で地面に穴を掘って、その形に固定化する。地面は石で出来てたから、固定化は使わなくてもよかったかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもいい。掘った穴にお湯を注ぎ、穴をお湯で満たす。これで、お風呂の完成だ。
着替えを近くに置いておき、足の先からお湯に浸けていく。お湯に浸かったつま先が、脚が、胴が、肩が、段々と温もりに包まれて、心地よい気持ちになる。
「ふぅ……」
━━さっき油断しないと決めたけど、別にお風呂の時ぐらいはゆっくりしてもいいよね?
━━いや、こういう時こそ慎重に、しっかりと警戒すべきだ。
━━いーじゃん、気持ちいいし。
━━いや、でも……
━━気持ちいいんだし、こういう時ぐらいはリラックスした方がいいって。ほら、ちゃんと結界張ってあるし、大丈夫だよ。
━━そうだね! うん! お風呂最高!
お風呂バンザイ!
自己肯定完了。言い訳終了。
「ふわぁ……」
あぁ、2日ぶりのお風呂だ……気持ちいい……溶けちゃいそうだな……
そんな感じで、1人でお風呂を心ゆくまで堪能しました。
勿論、その後でしっかりとイロイロ準備もした。
〜〜〜
『ふあぁ……おはよう。』
『……おはよう』
起きたコウヤに対し、短く挨拶を返す。
『服……ありがとう。』
そう言って、さっきまで着ていたコウヤの服を返す。勿論、ちゃんと洗ってある。世の中には、汗の匂いで興奮する類の人が居るけど、コウヤがそうでない事を祈っておく。
『んあぁ……どういたしまして。』
寝ぼけ眼で、コウヤが服に袖を通す。
『……腕……大丈夫?』
『あぁ、もうバッチリ。』
そう言って、私に向かって怪我をした方の腕で親指を立てる。良かった、上手くいって良かった。
『で……どうやって帰る?』
『……ゴメン。』
『いや……大丈夫。』
さて、本来ならば直ぐに帰るべきなんだろうが、これは逆にいい機会だと考えよう。
『コウヤ……あそこにある洞窟って、何か分かる?』
そう、コウヤに聞いてみると
『いや、あそこってどこだよ……アレか? 俺の視力が足りないのか?』
そう返って来た。
むぅ……確かに少し薄暗いけど、この位なら身体強化の応用で見れるのに……もしかして……
『コウヤ……身体強化、使えないの?』
『今更何言ってるんだ? 俺は魔法を使えないんだぜ?』
『……でも、魔力は身体を循環して身体強化されてるよ?』
『……え? マジで? 俺、無意識に身体強化してたの?』
『……多分……そういう事になる。』
『そうなのか……はぁ……』
そう言って、コウヤは何故か溜息を吐く。仕方ない、本題に入ろう。
『コウヤ……あそこにある洞窟は多分、ダンジョンと呼ばれる、魔物とお宝、夢と希望と死亡フラグの楽園なの。』
『ふむふむ……で、そんな明らかに危ない場所がどうかしたのか?』
『……修行にはもってこいでしょ?
だって、魔物と遭遇するんだから。』
『そりゃそうだけどさぁ……』
『問答無用、強制連行。』
『あっ、ちょっ! 引っ張ってるからお尻擦れてる! 歩けますから! って、痛い痛い! お尻が階段の段差に当たって痛い! 痔になります!』
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迷路の様な、道幅が均等になっているダンジョンの通路を進む。
『……コウヤ、どこから魔物が現れて、どんな魔物が襲ってくるか分からないから、気を付けてね。』
『あいよ。』
ダンジョンの岩壁には光る石が埋め込んであり、それのおかげで視界を確保出来ている。
『……コウヤ、魔物が出てこなくて暇だから、魔法について教えるね。』
『魔法かぁ……』
『……魔法を発動させるには、魔力を知覚出来る必要があるの。』
『ふむふむ。』
『だから……手を出して。』
『……ん? なんでだ?』
そう言いながら、コウヤは不思議そうな顔をして、私に手を差し出す。
私は差し出された両手を握り、魔力をコウヤへ流し、流した魔力を私へ戻す。
『あ……なんか、身体に違和感を感じるんだけど、これが魔力か? なんか、グルグル回ってるんだけど……』
『そう……それが魔力。』
握っていた手を離し、説明を続ける。
『……魔力を知覚出来るようになったら、今度は、一部分だけに魔力を移動させてみて。』
『移動……無理だ、動かせない。』
『……じゃあ、もう一回魔力を流すから、それで感覚を掴んで。』
『分かった。』
再び手を握り、コウヤに魔力を流す。
『うあぁー……なんかグルグル回ってるー……感覚掴み辛いよー。』
『……駄々をこねない、サボったら死ぬよ?』
『イェス、マム! 死ぬ気で頑張ります!』
『……それで死んだら、意味ないよ?』
『ですよねー……ハハッ。』
そう言って、コウヤは乾いた笑みを浮かべる。
『それに、死ぬ気でやりたいなら……ほら。』
『ん?』
『……向こうの方から、魔物が近づいて来てるよ?』
『げ……ゴブリンじゃん。』
『ほら……そこにぶら下げてる黒ずんだモノは、何のためにあるの?』
『わ、分かりました。それじゃあ戦ってきます。』
そう言って握っていた手を離し、木刀を引き抜く。
『先手必ショォォォォォウ!』
そう叫びながら駆けて行き、木刀を上段に構え、ゴブリンが攻撃するよりも速く振り下ろした。
豆腐を切るように、ゴブリンは簡単に真っ二つになり、煙になって消えていった。
『はぁ……やっぱまだ緊張するわ。てか、ゴブリンはどうなったんだ?』
『……ダンジョンの魔物は魔力で出来てるから、倒したら固まっていた魔力がバラバラになって、空気中に溶けていくの。』
『ふーん……あ、そういえばさぁ。』
『……何?』
『なんか、その溶けていった魔力が身体の中に入ってくる感じがしたんだけど……』
『……気にしなくてもいい。たぶん、魔力が増えるんだから。』
『それもそうだな。』
『もしかしたら、魔物になるかもしれないけどね。』
『止めて! そんな事言うの止めて!』
『ほら……そんなに騒ぐから、段々と魔物が集まって来てるよ?』
『マジでそーゆーの止めて! 怖いから! てか、居ないじゃん!』
まったく……そんなに騒いだら、簡単に居場所を特定されるって。
『今は道に迷ってるだけ……その内、ここに辿り着くから、今の内に身体強化を出来るようにならないと……死ぬよ?』
『分かりました! 練習しましょう!』
そう言って、残像が見える程の速さでで手を差し出してくる。
『あ、う、うん……そうだね。』
ちょっと、コウヤの勢いに押されてしまった。手を握り、もう一度魔力を私とコウヤの間で循環させる。
『おぉ……おぉ……おぉお!』
『……どうしたの?』
『なんか……コツ掴んだかもしれない!』
『おぉ……おめでとう。じゃあ、今度は自分だけで魔力を循環させてみて。』
『おう、やったるで!』
そう言ってコウヤは中腰になり、両手の握り拳を腰の辺りで構え、『ウォォォォォォォォォォ!』と、いきなり叫びだした。
『コウヤ……頭、大丈夫?』
『ブフォッ……な、何言ってんだよ! これは気合いを入れるためにやってんだよ! 別に頭がイカれてた訳じゃねえってぇの! 雰囲気とか大事だろ!』
『ほらほら、そんな事言ってる暇があったら、さっさと魔力を循環出来るようにした方がいいわよ。』
『お前が邪魔したんじゃないかー! てか、お前間隔開けずにペラペラ話せるじゃねぇか!』
『……わたし……はなす……にがて。』
『いや、今更手遅れだっつぅの!』
『……あなたは深く知りすぎた……今ここで、始末するしかない……』
『わ、儂は何も知らん!……そ、そうだ! 取り引きをしようじゃないか! 1000000ミルでどうだ!? 』
『もう……手遅れ。魔物が集まった。』
『テメェ謀ったな! カグネ!』
『前は任せる……後ろは任せて。』
『畜生ッ! やってやりますよ!』
自然と背中合わせになる。なんだろう、この感じ……なんだか凄く楽しくて、面白くて、仕方ない。
でも、戦闘には関係ないから、切り替えよう。
『雑魚の殲滅には……これが一番向いてるかな?』
アイテムポーチから、殲滅用武器を取り出す。
金属製の柄の先端に鎖が繋がれ、鎖の先には、金属製の棘が無数に生えた、星のような鉄球がある。
そう、フレイル型のモーニングスターだ。
ダンジョンの通路は意外と横幅が広く、モーニングスターを十分に振るえる程ある。
『……ぱっぱと終わらせよう。』
空を飛んでいる魔物は居なく、逆に背の低い魔物も居ない。
つまり、
『フンッ!』
たった一凪で、魔物達が星型鉄球に蹂躙され、煙となって消えていく。
『なんか……呆気ないな……』
チラリと後ろを振り返り、コウヤの様子を見てみる。
『ウォォォォォォォォォ! 身体強化スゲェェェェェェェェェ!』
うん、良かった。ちゃんと身体強化出来るようになったんだね。
『……雑魚の殲滅も終わったし……早く進も?』
『あ、そうだな。行こう。』
〜〜〜
『カグネ……今、地下10階だよね?』
『……そう。』
『階段を降りて、大広間があるのは分かるよ?でもね、なんでこんな頑丈そうな扉が奥の方にあるの? 何? なんか封印されてんの? え? 何? 邪神とか魔王とか居る系? アレですか? 敗北イベントですか? てか、死ぬで? どう考えても死ぬで? え? 何? もしかして、崖から落ちた事によって裏ルートでも発生しちゃったの? 何? 二週目専用のルートか何かですか?』
『コウヤ……煩い。』
『あ、はい……すみません。』
『これは多分……フロアボスって奴だと思う。』
『フロアボス? 何だそれ?』
『ダンジョンの奥に進ませない為に、何階かに一回出てくる……ダンジョンの守護者みたいなの。』
『ふーん……』
納得した様に頷く。
『じゃあ、そいつは勿論強いんだよな? 守護者何だしさぁ。』
『……うん。』
『じゃあ、どうやってそいつの対策を練るんだ?』
『取り敢えず……コウヤは足手纏いだから、死なないようにしてね。』
『グサッ! 心に深い傷を負ってしまった!』
コウヤそう言って心臓を手で押さえ、大袈裟に痛む演技をする。
『……取り敢えず、死なないようにする方法を教える。』
『どうも。』
『まず、魔法を覚えてもらう……幸い、此処に魔物が湧く事は無いから、十分練習が出来る。』
『へー、休憩所みたいなもんか。』
『……そんなところ。』
『で、俺に魔法なんて使えるのか?』
『使える……多分。』
『おい! 今小声で多分って言ったよなぁ!』
『魔法って言うのは、魔術と違って簡単だから、コウヤでも使えるよ……多分。』
『あー! また多分って言った!』
『死にたい?』
『やったね!僕ちゃん、魔法が使えるようになるよ! 嬉しいな!』
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『……まず、魔法には豊富な想像力が必要。想像が明確だと、それだけ魔法もハッキリと発動する。』
『へー、それなら多分大丈夫。』
『次に必要なのは、魔力の操作能力。』
『それはなんでだ?』
『難しい魔法にはなるにつれて、魔力の込める量や、緻密な操作が必要になるの。それに……簡単な魔法も効率的に使えるようになるの。』
『へー、そりゃあ凄い。』
『魔法を発動させるには、大きく分けて
【儀式】【詠唱】【魔法陣】【触媒】の4つに分けられて、三大技法って言われてるの。まぁ……最終的には全部省略出来るんだけどね。』
『三大技法なのに4つあるのは、気にしちゃダメだよな、うん。4つ共、全部省略出来るんなら練習のしがいがあるな。俺、ちょっと本気出すわ。』
『……取り敢えず、身を守る魔法を教えるから。』
『りょーかい。』
『私の後に続いて、唱えて。多分、一番簡単な……詠唱での魔法のやり方を教えるから。』
『了解。』
コウヤから了承を得たので、詠唱を始める。まぁ了承を得なくても、力強……ゲフンゲフン、頷いて貰ってたけど。
『それは、隔てるモノ。』
『それは、隔てるモノ。』
『我を害から守り、侵入を許さぬ。』
『我を害から守り、侵入を許さぬ。』
『それは、箱なり。箱庭は平和を望み、我も平和を望む。』
『それは、箱なり。箱庭は平和を望み、我も平和を望む。』
『我は永劫に平和を願い、箱庭は諸悪を弾き、平和だけを受け入れる。』
『我は永劫に平和を願い、箱庭は諸悪を弾き、平和だけを受け入れる。』
『人造理想郷』
『人造理想郷』
詠唱が終わったと同時に、私達の周りを透明な壁が球状に覆う。
『おわっ⁉︎ スゲェ!』
初めての魔法に、コウヤは興奮しているようだ。
『……コウヤ、この魔法の特徴を教える。』
『え、あ、……コホン、分かった。』
『まず……この結界の中から出る事は出来ない。』
『え! マジで⁉︎』
『それと、中から攻撃も出来ない。』
『なんじゃそりゃ⁉︎』
『……その代わり、それだけ悪い点があるお陰で、防御力は申し分ない。』
『なんだ、そうなのか。』
コウヤは、安心したのかホッと一息つく。
『……で、どうやってコレ消すんだ?』
『身体の中に戻せばいい……こうやって。』
結界に手を触れ、魔力を体内に流し込んでいく。
『……こんな感じ。』
『うし、やってみるか。』
コウヤも結界に手を触れ、魔力を体内に流し込もうとする。
『お、お? な、なんか簡単に魔力が入っていく。』
『そう、よかったね。』
『お、おう。なんかありがとう。』
……おかしいなぁ、魔力を戻す方が難しい筈なんだけど……
まぁ、気にしなくていいか。それに、今日は結構歩いたし。
『今日は……ボスと戦わず、此処で休憩。』
『了解。』
ゆっくりと休み、英気を養う事にしよう。コウヤも疲れてるだろうし、休憩して体力を回復させてあげよう。
〜〜〜
食事も終わり、今日はもう寝るだけになった。食糧は街で沢山買って置いたから、当分困らない筈だ。
『コウヤ……先に寝る。寝袋は横に置いておくから。』
『ありがと。』
『……ちゃんと寝袋で寝ないと、身体中が痛んでまともに動けなくなるから、絶対に寝てね。』
『あいよ。』
寝袋に潜り込み、私はバレない様にもう一度結界を張った。
『人造理想郷』
この魔法は、敵意や邪な考えを持った人を中に通さない効果がある。つまり、もしもコウヤが寝袋で寝ていなかったら、私に言いたくない隠し事か何かがあるという事だ。
ダンジョンの魔物は、倒すと普通は魔石を落とす。でも、コウヤが倒した魔物は、魔石を一回も落とさなかった。つまり、絶対に何か隠し事がある。
……ふふふ、明日が楽しみだなぁ。絶対に問いただして、秘密を暴いてやるんだから。
あわよくば、その身体特性を分析して魔術に応用して……ウヘヘ、そしたら解剖とかした方がいいかな……
ここまでお読み頂きありがとうございました
誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等
お待ちしております。
魔術の簡単な説明
魔力タンクが大魔法を発動させても無効化出来る。
隕石を降らせる? 無駄無駄ァ! 魔術の前では無駄なのだよぉ!
なんてことが出来る。
残念ながら、チートではない。
頑張れば、誰でも魔術を使える。
但し、個人差有り。
魔術をもっと分かりやすく説明するなら、学園の御曹司(すごい魔法)がヒャッハーしてたら、実はガリ勉(魔術)の方が地位が上だった……みたいな感じです。
……ダメだ、上手く説明出来ない。
それと、ちょっと書き溜めします。
大放出します。(`・ω´・)
ダンジョン編、
楽しみにするがよいのじゃ。




