新第5話 修行編
12/13書き直して投稿
あの後、自然乾燥に任せた後、日課となってしまったマラソンと、水泳をした。
あれ? ここ異世界だよな? 魔法は?
と、今更になって考えた……いや、気付いたので、魔法を使おうと思う。
魔法。
それは、異世界物のお約束。
それは、超常現象を起こす事。
それは、万物の理を超越する法の事。
雷の魔法で早くスマホの充電したい。
もう、充電切れたんだよね。スマホのメモ帳に、色々メモしてあるのに……。
ってことで魔力を探す。
百鬼のパーフェクト魔法教室
STEP1:魔力を感じよう。
「ムムムッ………あっ⁉︎ 違和感発見。てか、なんで今まで魔力に気が付か無かったんだよ……。」
STEP2:魔力を操作してみよう。
「ムムムムムー……ぐぬぬぬ……ふぬおぉぉぉぉぉ……駄目だ。
難しい。左手がもう一本増えた感じだ。
俺、両利きなんだけどね。
取り敢えず、動いていない状態で自由に動かせるようになるまで次のステップは無理。」
しょうがない。
取り敢えず、動いてない時に、自由に動かせるようにするか。
さて、マラソンと水泳はやったんだ。
残りは、腕立て腹筋背筋懸垂逆立ち腕立てスクワット……エトセトラ。
身体を鍛えれば、梨を沢山食べても大丈夫だろう。
流石に太らないだろう。
魔力の操作は、休憩時間にでもやるか。
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筋トレと魔力の操作をひたすらやるだけの毎日。
俺は、現状に飽きそうだ。
俺がどれだけ強くなっているか、全く分からないからだ。
という事で、
立ち幅跳びをしてみた結果
……これ、20メートルぐらい跳んでるんじゃね?
垂直跳びをしてみた結果
……凄い見晴らしがいいな。
人間じゃあ跳べないぐらい高いな。
てか、どう考えても跳べないな。
これらの事から察するに、異世界では、これぐらいが普通なのだろう。
ゴブリン……倒せる気がしねぇ……。
この日から、見様見真似で正拳突きをしたり、アニメに出て来る様な技の練習をする事を日課にした。
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バゴン‼︎
「いっっっっったっっっっっあっっっっっくぅぅぅぅぅぅぅぅ‼︎」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
あぁぁぁぁぁぁ‼︎
クソッ‼︎ 痛い‼︎
木に正拳突きをしたのだが、物凄く痛かった。
やはり、余り力を入れない方が良かったのだろう。
手の皮が、少し剥けた。
やっぱ、やんなきゃ良かった。
でもなぁ、クソッ‼︎
痛いけど、やんないと強くなれない。
……わーったよ‼︎ やりますよ‼︎
「フンッ‼︎ あっ‼︎ くっ‼︎ きぃぃぃぃぃぃぃあぁぁぁぁぁぁグギィィィィィィィィ‼︎」
やっぱり、痛い‼︎
木に正拳突きをし、俺が痛みに悶えてからしばらく経った。
「ハァ……ハァ……。
おし、後、100回ぐらい頑張ろう。」
その後、
何とか100回正拳突き擬きをした。
手の皮がズル剥けで、血がダラダラ流れてる。
あぁ、本当に痛い。
もう、手を洗って寝よう。
手を川に突っ込む。
「んーーーーーっ‼︎」
水が傷に染みて、凄く痛い。
けど、まだ我慢出来る。
手を擦り
「んんんんんんんん‼︎」
痛いのを無視して、手を洗う。
手を洗い終わった時、俺は、達成感に満ち溢れていた。と同時に、真っ白に燃え尽きた灰の様になっていた。
この後、メチャクチャ不貞寝した。
次の日には、傷が治っていて、
異世界SUGEEEEEEE‼︎
と思ったのは余談だ。
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ある日
……あ……もう慣れてたけど……俺、
服着て無ぇ。
あぁ、俺は全裸の姿に慣れてしまったのか
露出狂と同じ様な目で見られるのは嫌だなぁ。
……あ‼︎
魔力を具現化すれば良いんじゃないか?その魔力で糸を作って、ビリビリになったパジャマとおパンツを縫えば、服として機能するんじゃ無いか⁉︎
考えたら直ぐに実行。
魔力糸は、余り細く、密度を高くすると、簡単に木を切り倒せるぐらい切れ味が良いので、少し密度を落とす。
魔力糸に粘着性を付与出来た時、ターザンごっこをしたのは余談だ。
パジャマを縫い直せた。家庭科を真面目にやっていて良かったと、心底思った。
縫い直した結果、パジャマは服として機能してくれた。毎日魔力の操作を頑張っていたからね。
……なんか小さく感じるのは気のせいだろう。
魔力の操作に関しては、今では両手の10本の魔力糸を操って、魔力糸と同じ数だけ文章を書けるぐらいになったよ。
おいおい……これって、どう考えても並列思考が出来てるよな……。
意識したら、
一方でアニソン、
一方で洋楽、
一方でCMで流れる曲を同時に聞き、
楽しむ事が出来た。
やったね‼︎
脱、原始人だよ‼︎
てか……脱、普通の人だね‼︎
……ん? 原始人?
火って、いつから使ったんだっけ?
あれ? 俺……火……使って無くね?
……あ……魔法の事、忘れてた……。
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