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娘よ、大志を抱け  作者: 匿名社員
チートだけど異世界でスローライフを送るために死ぬ気で努力してみる(仮) 第3章ー終わり、始まりの為の始まりー
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第32話

連日投稿

年内に終わりますかね。


今回、フィリスが初登場。

そして、時間がポンポン飛びます。


あっさり紹介するという事は……

なので、細かい事は気にしないで下さい。


後書きに今回のあらすじ載せます。

ヒロの朝は早い。


「んん〜〜‼︎」


夜明けと共に起床。


1階に降り、洗面所へと向かう。


蛇口をひねり


ジャー

バシャバシャ


顔を洗い


「ガラガラガラガラガラガラ、ペッ」


うがいをする


その後、リビングで朝食を取る。


朝食後キッチンへ向かい、アイラと麗那の朝食を作る。


保温の結界を皿の周りに掛け、2人の家の机に置いておく。


その後、ラジオ体操や柔軟、戦闘時の模範解答の様な動きの型を一通り行った後、畑に向かう。


「今日も晴れか。日向ぼっこには最適な日だな。」


畑では、害虫の駆除、雑草抜き、土壌の管理などを一通り行う。


その後、味噌や醤油、チーズが上手く出来てるか、問題が無いか確認をする。

その後、近くの木にハンモックをかけ昼寝をする。

もしくは、雲を観察しながら日向ぼっこをする。


「あっ、あれ綿アメみたいだな。あーあ、綿アメ食べたいな。作り方知らねえな。」


んー、なんか、カッコイイ技無いかな。

出来れば、実用性のある技。


やっぱ、眼から血のビームかな。

いや、髪の毛で相手を拘束してから、眼から血のビームだな。


妄想を膨らませていると、時間が過ぎていく。


昼頃


昼寝から起床。

もしくは、現実に帰還。

家に戻る。

大抵、麗那が魚を釣ってくるので、海鮮丼にして食べる。


「やっぱり、海鮮丼は美味しいですね。」


「だな。」


「研究以外で、唯一有用な時間だ。」


食後、昼寝。

もしくは、朝と同じ様な事をする。


「あっ、あれ、なんかソフトクリームみたいだな。……牧場とか作ろうかな……いや、でもなぁ。絶対面倒くさいからなぁー、いや、でもなぁー、アイス食べたいなー。」


食欲には、中々勝てない。


夕方


昼寝から起床

もしくは、現実に帰還。


家に戻る。

夜ご飯は魚、もしくは肉料理。


食後、クッキー争奪戦が始まる。

ヒロは既に、作ってる最中につまみ食いをしているため、女同士の戦いが始まる。


「それは私のだ‼︎」


「いいえ、私のです‼︎」


その間、ヒロはせんべいを焼き、1人でポリポリ食べる。


「あー、やっぱ甘いもん食った後は、しょっぱい奴が最高に美味く感じるな。」


「オォォォォォォォォォ‼︎」


「ふぬおぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」


クッキー争奪戦の後、おやつを賭けた、仁義無き戦いが始まる。


シャッシャッシャッシャッ

ババババババ

ゾササササササササ

シャッシャッシャッシャッ


パッパッパッ……


……


「「「……」」」


「フラッシュだ‼︎」


「ふん、フォーカード」


「わ……ワンペア……。」


「ふん、わたしの勝ちだ。」


「「ぬぁぁぁぁぁ‼︎ 負けた‼︎」」


「運も実力の内、という訳だ。さて、頂こうか。」


「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」」


「流石、国1番の甘味店のクレープだ。ククク、ヒロでも作れないだろう?」


「ちくしょー‼︎ お前覚えてろよ‼︎ 絶対クレープ作ってやるからな‼︎」


ポーカーで惨敗した後、風呂に入る。

この時、日は沈んでいるため、月と星がハッキリ見える。

露天風呂の良いところだ。


風呂でサッパリした後、皆思い思いの行動をとる。


ヒロは就寝する。


アイラは研究。


麗那は……


「ふへへへへ、今度はこの服を着てもらいましょうか……。」


ゴスロリの冥土服の作成。

以前、掛けられたらなんでも言う事を聞く、奴隷の首輪を作ったが、ヒロに即座に破壊された。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「みんな、聞いてくれ。」


「なんだ?」


「どうしたんですか?」


「俺は花畑を作ろうと思うんだ。」


「「「……。」」」


しばしの沈黙。


「どうしたんですか? どこか、頭でも打ったんですか?」


「一体全体、どうしたっていうんだ。遂に頭にウジ虫でも沸いたか?」


麗那とアイラが、すごく真面目な顔で俺に言い、コンコン、と俺の頭を叩いてくる。


「お前ら、本当に酷いな。何故そうなる。

てか、俺が花を育てちゃいけないのかよ……後、頭叩くな。」


頭を叩くのをやめさせる。


「……で、なんで花を育てるなんて凶行を実行しようと思ったんですか?」


「そうだ。お前が花を育てている光景なんて想像出来ない上、想像する事を頭が拒否しているぞ。」


麗那がうずくまっている。


「どうした? 頭でも悪いのか?」


「おっ、おえっ、うっ、ぷ。」


「おい、吐くなよ。掃除するの大変なんだぞ。……まったく、誰がお前らの家を掃除してやってると思ってるんだ。」


「うっ……。」


アイラが腹を抑える。

ふっ、反論出来まい。

今の俺は、オカン的立場だ。

オカンには反論出来ないのだよ。


「いや、ヒロさんが花を育てている光景を想像したら、吐き気がしたんで……いや、吐いてないので、大丈夫ですよ。」


「お前ら、本当に酷いな。」


「で、なんで花なんて育てようと思ったんだ。」


「秘密だ。」


「「……。」」


「じゃ、俺は花を探しに行くから。」


「まぁ、頑張れよ。」


「その……頑張って下さい?」


「んじゃ。」


そう言って、俺は花探しの旅に出た。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



「私、気付いたんです。」


「何にだ?」


「おやつ……食べれない。」


「……あ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから、更に時間が経った。


「野郎共‼︎ 新作のゲームだ‼︎ やりたいか⁉︎」


「「「オォォォォォォォォォ‼︎」」」


「題名は

『大混戦ボコボコブラザーズZだ‼︎」


「「「オォォォォォォォォォ‼︎」」」


「『WEE』の準備をしろ‼︎」


今の時代は、大魔導時代だ。

地球で言うと、平成のもっと先、もうすぐVRのゲームが出るんじゃね?

ってぐらい進んだ。

そのお陰で、ゲーム、漫画、小説、アニメと、色々出てきて、どんどん地球に似てきている。


ま、そのお陰でゲームしたり出来るんだがな。


本当、娯楽には困らない時代になったね。


お陰で土いじり以外に楽しみが出来た。

まぁ、ゲームを買うために働かないといけなくなったが、全員が働けば直ぐに億単位で稼げるから問題無いか。


「おい‼︎ これ見てみろよ‼︎」


魔法の時代の科学者が言う。

もちろん不老だ。

とんでもないハッカー。

国家機密を余裕で覗く。

……お前、本業は科学者だろ……。


「なんだフィリス、お前好みのBL動画でも見つけたか?」


そう答えるのはアイラ。

命を狙われた者同士仲が良いのか、可愛いやり取りをする。


「うるせー、俺は普通に女が好きだ。」


「そんなのはどうでもいいですから、何を見つけたんですか?」


麗那が、目を輝かせてフィリスに問う。


「いや、どうでもよくは無いんだが……置いておこう。とにかく、これを見てくれ‼︎」


フィリスが、俺たちにPCの画面を見せる。


「「んな⁉︎」」


「マジか……。」


「ビビったろ‼︎」


フィリスのPC画面にはデカデカと


『世界初‼︎ VRゲーム先行体験まで、あと1年‼︎ 体験したい方、抽選で‼︎』


そう表示されていた。


「「「もちろん分かるよな?」」」


フィリスの肩を、3人でガッチリと掴む。


「何言ってんだ……俺は世界最強のハッカーだぜ? この程度、チョチョイのチョイだぜ‼︎」


「「「頼む‼︎」」」


3人とも、綺麗な土下座をした。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから、1年が経った。


遂に来週、VRの先行体験が出来る。

もちろん、色々と対策は練ってある。


「データはパクれたか?」


「おうともよ‼︎」


「楽しみですね。」


「そうだな。」


VRゲームをやる前からデータを入手し、既に改造してあり、最初から最強武器を装備出来るという状況だ。


「ハハハハハ‼︎ 運営に吠え面かかせてやるぜ‼︎」


「どちらかと言うと、アホ面ですね‼︎」


「言えてるな。」


「「「「ハハハハハ‼︎」」」」


デスゲーム?

んなもん改造データで攻略してやるよ‼︎

運営のバーカバーカ‼︎


ーーーーーーーーーーーーーーーー


『これから、貴方達には、デスゲームをして貰います。』


「「「「えー‼︎」」」」


うん、想定内。


あの後色々話していたが、要はラスボスを倒せという事だ。

結構簡単だな。


「おし、行くぞ‼︎」


「「「おー‼︎」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


『フハハハハ‼︎ 油断したのが運の尽きだな‼︎ 喰らえ‼︎ デスファイア‼︎』


即死ダメージの炎がフィールド上を埋め尽くす。


「改造データで良かったな。」


「そうだな。」


「なんか、ラスボスが哀れですね。」


「死ね‼︎」


アイラが剣を振るう。


『ギャァァァァァァァァァァァァ‼︎』


ラスボスが消えていく。


「なんか、しょぼかったな。」


「改造データだし、こんなもんだろ。」


「ですね。」


「だな。」


デスゲーム攻略にかかった時間


僅か3時間


死亡者0


そのまま、運営は警察に捕まったとさ。


「オチがクソだな。続編とかやるべきだろ。」


「現実じゃあ、こんなもんだろ。」


「ゲームクリアが早くて、逃げられなかった、と言うのもありますね。」


「運営ザマァと言うしか無いな。」


こうして、大魔導時代で発生したVRゲームのデスゲーム事件は、幕を閉じた。



ーーーーーーーーーーーーーーーー


「デスゲーム攻略に‼︎」


「最短攻略に‼︎」


「死亡者0に‼︎」


「酒に‼︎」


「「「「乾杯‼︎」」」」


恒例行事の花見をする。

酒と三色団子は常備してある。


花見は、俺が丹精込めて育てた桜の木の下で行っている。


花畑の真ん中に桜の木を植え、木の周りには何も植えずにただの原っぱにし、その周りに花が植えてある。


桜は、他の大陸から探して来て、この大陸で種を植えて、1から育てた。

成長するまで、かなり長かった。

が、かなり大きくなった。



その大きな桜の木の下で、フィリスは酒を飲み、アイラと麗那は三色団子をバカ食いしている。


『花より団子』


花見なのに、みんな桜を見ない。

これが異世界カルチャーだ。


まぁ、俺は桜を見ているのだが。


でもやっぱり、ダラダラ適当に、好きに生きるのは楽しいな。


そう思いながら、三色団子を食べる。


自分で作ったが、やはり美味しい。

まぁ、毎日料理してれば、大抵の料理は作れるようになるし、慣れもする。


次のゲームは、良作かな?


俺は、呑気にそんな事を考えていた。





300年も戦争が起きてないんだ。

やはり、俺は平和ボケをしていたようだ。


これだけ平和って事は、絶対に不幸な事が起こるって、今までなら分かっていたのに……。

ここまでお読み頂きありがとうございました

誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等

お待ちしております。


以下今回の話のあらすじ


ヒロの1日の紹介

花畑を作る

時間が飛ぶ

フィリス♂が仲間になる

フラグが立つ


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