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娘よ、大志を抱け  作者: 匿名社員
チートだけど異世界でスローライフを送るために死ぬ気で努力してみる(仮) 第2章ー異世界旅行?編ー
20/76

第18話 クラス転移編

気がついたら

PV60万越え‼︎

ユニーク約9万‼︎

総合評価5300越え‼︎

ブックマーク2100越え‼︎

そして、

沢山の感想をありがとうございます。

これからも、

ちびちび書いていこうと思います。


今回、説明回

あれ? ちょっと待て?

今まで 説明しかしてなくね?

あれから1週間程たった。

ちなみに、1週間は

火水風土光闇無

の7属性が当てはめられている。


ちなみに、

1週間が7日

1ヶ月が5週間で35日。

1年が12ヶ月なので、1年420日だ。


時間は24時間だった。


1週間の間、俺たちはひたすら走り、

身体強化の練習をした。


そして今日、


「今日からは剣での戦い方を教える。」


「今日からは魔法での戦い方を教えます。」


戦い方の練習が始まった。


特殊魔法のせいで身体強化の練習ばかりしている高萩は、いいサンドバッグになっている。

というか、

お前風呂に入ってるくせに、

なんでそんなに臭いんだよ‼︎

口も臭ぇよ‼︎ 野菜食え‼︎

てか、なんで雪が積もってるんだよ‼︎

今は春ぐらい暖かいぞ⁉︎



ーーーーーーーーーーーーーーーー


そんなこんなで、2週間が過ぎた。


戦う練習が終わった時、

おっさん騎士が来て


「いやぁ、流石は勇者だな‼︎

凄い速度で成長して行きやがる‼︎

実戦経験を積めば、すぐにうちのポンコツ共をボコボコに出来るぞ‼︎俺もすぐに抜かされちまうかもしれないなぁー‼︎ ハハハハハハ‼︎」


と言った。


いや、

あんたはそう簡単には抜けねぇよ‼︎

という表情で、クラスメート達がおっさん騎士を見ている。


確かにあのおっさん騎士は素の身体能力も高いが、技術的にも高く、修羅場を何度も潜り抜けだろうから、実戦経験も豊富だ。


あのおっさん騎士はそう簡単には

抜けないだろう。


「魔法はそこそこと言ったところでしょうかね。確かに成長は早いですが、やはり実戦経験を積んだ方がいいでしょうね。」


「と、いう訳で、これから迷宮に行く。」


「………………迷宮って………あの迷宮ですか?」

誰かが質問する。


「あぁ、あの迷宮だ。」


「モンスターとかが出て来る、あの迷宮ですか?」

誰かが念のため、確認する。


いや、迷宮ってあれしか無いだろう。


「そうだ。つまり、これからは命の危険がある。生半可な覚悟で行くと、死ぬぞ?

行きたくない奴はここに残れ。

命は大事にしろ。人間は自分の命を1番に考えるのが普通なんだ。恥じる事は無い。

それに、戦えないなら後方支援という方法で仲間を助けてやればいいのさ。

人生は1回こっきりなんだ。

よく考えて判断しろ。

今日は解散‼︎

ゆっくり休んで、よく考えろ。

後悔はするなよ‼︎」

と、おっさん騎士が言う。


おっさん騎士、マジ イケメン‼︎


クラスメート達が散り散りになって、自分の部屋に戻っていく。

足取りに比べ、表情は重かった


ーーーーーーーーーーーーーーーー


バタン


部屋に入り、扉を閉める。


ふぅ、あのおっさん騎士、

いいやつだな。

裏がありそうで怖いけど。


ベッドに腰掛ける。


さて、恒例の迷宮イベントが始まる。

どうせみんな迷宮に行くだろう。

未だにゲーム感覚が抜けて無さそうだしな。


ここら一帯の気配…………いや、『気』を探る。


『気』って漢字は、気配の『気』。

『気』ってのは、命の反応の様なものだと思う。みんな、チョットづつ『気』の反応みたいなのが違うからね。

そう考えると、命の反応の様なものである『気』を探るのは、気配を探るのと同じ事だと思う。

……………いや、『気』と認識出来る様になってから、気配察知の精度が上がった。


……………何でかは知らん。


気を隠されたら、

どうやって見つけるんだ?

……………それについては一旦置いておこう。


気を探る。

……………うん、やっぱり仲の良い奴の部屋に集まって話し合いをしてるっぽいな。

うん、うん、命だいじにだからな。

人生1回こっきりだしな。


………え? なんで俺の部屋に来ないかって?

学校でみんなが集まる時は、よく………いや、ほぼ毎回相川の席なんだよ。だから、今男子は殆ど相川の部屋にいる。

それに、相川は異世界に勇者召喚されて、イケメン補正も加わって、凄いチートになっている。

補正は、普通の人の5倍ぐらいだと思う。

強い奴が居るという安心感もあるだろう。

イケメンってズルい‼︎


…………………………おほん。


話し合いは、

やはり迷宮に行くかどうかだろう。

まぁ、やはりみんな強くなってるのを実感出来ていて、その力を早く試したくてウズウズしているが、命の危険があるので躊躇っているんだろう。若干ゲーム感覚が抜けた様だが、やはり、完璧にゲーム感覚が抜けた訳では無いようだ。


せめて死なないようにしろよ。

一応はクラスメートなんだから、

多少は悲しむぞ。


俺はどうするかって?

勿論迷宮に行きますよ。

大抵何か事件が起きて、主人公は迷宮に取り残されて、成り上がる。

つまり、そのイベントでどさくさに紛れて死んだ事にすればOK

晴れて自由の身だ。


戦闘技術と魔法を覚えて魔王をボコし、送還の魔方陣と召喚の魔方陣を解析して、梨のいる世界に行ける魔方陣を作り、無事帰還出来ればクリアーという訳だ。

今後の方針は、大体そんな感じだな。


「勇者さま、お食事のお時間です。」


もうそんな時間か。


「はーい、今行きまーす。」


重い腰を上げ、ベッドから立ち上がる。


………………………………これ、

お通夜ムードの可能性もあるよな。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


食事中、会話はあまり弾んでいなかった。

一部はバカやっていたが…………。


部屋に戻ったが、やはり、またみんなで集まっている。

まだ決心がつかないんだろう。


「ふぅ、寝ますか。」


布団に潜り込み、俺は爆睡した。

多分2秒で眠りについただろう。

世界記録に載る自信がある。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


翌日


「おう、お前ら、昨日は良く眠れたか?よく考えたか? 人生は1回こっきりなんだから、後悔だけはするなよ?」


陽気なおっさん騎士が、明るい声で俺たちに聞く。

きっと、不安だとか、緊張感だとかを和らげるためだろう。


おっさん騎士、

メッチャええ奴ジャン

今俺の中で、おっさん騎士の株価、

絶賛上昇中ジャン↑↑↑


クラスメート達は、

決意を固めた顔をしている。

ま、まだ足りていないがな。



「俺たちは戦います。」


「私達も戦います。」


「俺たちも戦うよ。」


クラスメート達が宣言する。


「わ、私達は後方支援で……。」


女子3名、男子3名のグループが言う。

おっ、あいつらは文芸部ではないか。

あいつらは温厚だからな。

だと思ったよ。


「俺たちも後方支援で。」


…………ッ⁉︎ あいつらはダメだ‼︎

何故かって?

あいつらはメカオタミリオタ共だからだ‼︎

ファンタジーをぶち壊す気だ‼︎


「後方支援にした者、恥じる事は無い。人生は一回こっきりなんだ。後方支援組はあいつらのところに行ってくれ。」


いや、確定しちゃダメだって‼︎


………………手遅れだった。


丸眼鏡を掛け、元は金髪であっただろう髪はボサボサで色もくすみ、よれよれで凄く汚れた、最早白衣とは言えない、作業着と言った方が正しい服を着た女性が歩いて来た。

どう考えても研究者だ。


そしてもう1人、聖女(笑)が来た。


初めに、研究者っぽい人の方から自己紹介を始めるようだ。

「ど〜も〜。研究部隊隊長のゼレリアで〜す。趣味は研究で〜す。彼氏募集中で〜す。あと、良質な被験体も募集中で〜す。」


うわぁお、研究者って感じだわ。

てか、エルフ耳だわ。

初めて見たな。


次に、聖女(笑)が自己紹介を始める。

「改めまして、初めまして。

セレーリアと言います。

治療部隊の隊長をやっています。

回復魔法で仲間を助けてあげたい方は、こちらの部隊にお入り下さい。」


【いよっ‼︎ 聖女様‼︎ 今日もお美しい‼︎】

騎士達が大声で叫ぶ。


「ちょ、ちょっと、聖女なんて大層な二つ名、私には合いません‼︎

お願いですから止めて下さい‼︎」


「いやー、あんなに献身的にされちゃうとなぁ?」


【なぁ?】


「死にかけた時に治療して貰った時なんか、聖女様に見えたもんなぁ?」


【なぁ?】


聖女様(笑)が羞恥で顔を真っ赤にして、プルプルしている。


「もう、治療なんてしてあげませんからね⁉︎ どうなっても知りません‼︎」

聖女様(笑)が声高らかに宣言する。


【えぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎】

騎士一同は悲痛な叫び声を上げる。


「ハハハハハッ‼︎

お前ら振られちまったな‼︎」

おっさん騎士、大爆笑


「そ、そんなぁ〜。チョットくらいからかったってイイじゃないか。」


「悪かったって思ってるからさぁ、許して下さいよ…………ネネ、イイだろう?」


半ば笑いながら、騎士が懇願している。

もうちょっと真剣に謝るとかしてやれよ。


「しょ、しょうがないですね。

今回だけですよ‼︎ 今回だけ許してあげます‼︎

べ、別に、皆さんがし死ぬのが心配って訳じゃ無いんですからね⁉︎」


チョロインでツンデレで王女属性で若干アホの子って…………………ちょっと混ざり過ぎて無いか?


…………まぁ、いいか。

俺には関係の無い事だし。

どうせ相川のハーレム要因になるだろう。


「キャンキャンうっせーな。お前は犬かよ。」


………………訂正、

ハーレム要因にはならない様だ。


「いい具合に緊張感も解れただろう。これから迷宮に行くぞ。そこまで心配しなくても大丈夫だ。新米の兵士だとかが実戦練習するのに使うぐらい安全性の高い迷宮だ。死ぬ奴も居るけどな‼︎

出てくるモンスターも最弱と名高い

『スライム』と『ゴブリン』、

それに、『ホーンラビット』だけだ。」

おっさん騎士が説明する。


スライムはそのまんま。

踏めば殺せる。

剣を溶かしたり、切ってもくっ付いめしぶといような奴は、『アメーバスライム』と言うらしい。

そのまんまやないかい。


ゴブリンはよくいるあいつ。

体長は1mぐらい。

全身緑色で、顔は醜悪。

初めて見ると、吐き気を催す程酷いらしい。

子供程度の身長の癖に、力は成人男性程ある。

精力増強剤が作れるとの事。

これで夜の主導権は握った様なものだ‼︎


ホーンラビットは角の生えた兎だ。

動くのが速く、中々攻撃が当たらないとの事。

肉がソコソコ美味いらしい。


この迷宮の敵を安定して倒せる様になって、やっと戦士として0から始める事が出来るとの事。


いわゆる、初心者コースってやつだな。


「おし、それじゃあ、今から迷宮に行く。

迷宮に行く奴等は俺について来いよ‼︎」


さて、存在消滅逃走作戦開始だ。


「すいませーん。チョット、便所行ってきていいですか〜? 緊張しちゃって。」


おい、雰囲気壊すなよ…………。


「すいません、俺もいいですか?」


お前もかよ………………。


「そうだな、先に便所に行ってこい‼︎

迷宮に行くのは便所に行ってからだ‼︎

一旦解散‼︎」


おっさん騎士マジいい奴‼︎

ステキ‼︎

抱いて‼︎


………………うん、無理があるな。


「…………俺の物にしてやりたいな。」


後ろにホモが居た。

おっさん逃げてー‼︎

こいつはガチのホモだから‼︎

ノンケだろうと構わず食っちまう様な奴だから‼︎

しかもイケボだから‼︎

しかもレスリング部だから‼︎

おっさん逃げて‼︎

ここまでお読み頂きありがとうございました

誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等

お待ちしております。

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