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娘よ、大志を抱け  作者: 匿名社員
チートだけど異世界でスローライフを送るために死ぬ気で努力してみる(仮) 第2章ー異世界旅行?編ー
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第17話 クラス転移編

今回、自分でも何書いてるか分からない。

更新は、また2日に1回になりそうです。

ちなみに、クラス転移編の最終話は書き終わっている模様。

リゼル先生が手を翳すと、

土が盛り上がり、変形し、

椅子と机、それに黒板が出来る。


先生は教卓の方へ歩いて行く。


生徒はそれに続く様に歩いて行き、

思い思いの席に座って行く。


みんなが座り終わったところで、


「それでは、

魔法の授業を始めます。」


若干にやけている…………いや、ドヤ顔をしている魔女が振り向き、言い放った。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


黒板に文字を書きながら、リゼル先生が魔法についてなどを説明をしている。


「おい、なんで字が読めるんだ?」


「それ言ったら言葉だって通じてるだろ。」


「そうだな。でもなんでだ?」


「魔法スゲーって事だろ」


小声で会議が終わったみたいだ。


魔法の説明を分かりやすくすると


・呪文を唱えれば勝手に発動する

(いわゆる詠唱)


・呪文はイメージの補助なので、しっかりイメージ出来ていれば無詠唱が可能。


・何度も詠唱を繰り返していれば、

慣れて無詠唱が可能になるとのこと。


・複雑な魔法は、詠唱に意味が込められているので、詠唱省略をしたり、無詠唱で発動させると、威力などが落ちるとの事。


•詠唱ではなく、行動に意味を持たせる事も可能。

雨乞いをするときの踊りがいい例


・魔方陣は、魔力回路を作り、意味を持つ言葉を書いたり、図形を書いたりして魔力を通せば、魔方陣に書いたことが発動する。


・魔方陣は、詠唱だけでは表現出来ない事や、発動出来ない時に併用することが多いとの事。


要は、ゼンマイとかラジコンで動く車と、プログラミングで動く車みたいな物だろう。

…………なんか違う気がする。


属性は、

基本的な属性が、火•水•風•土

レアなのが、光•闇

全くいないのが、時•空間

他に、回復•支援•妨害

などがある。

無属性は誰でも使える属性だが、今だによく分からない属性らしい。


説明が一通り終わり、リゼル先生が懐から水晶玉を取り出し、教卓のような物の上に置いた。

一呼吸おいた後、

「これから、適正魔法を調べる。この水晶玉に手を触れると色が変わる。その変わった色で適正属性が分かる。」

と言う。


「俺は土と支援がいいなぁ、汎用性が高そうだし。やっぱ、作戦は命だいじにだな。」


「私は水か回復がいいなぁ。

回復魔法が使えるし。」


クラスメート達は希望の属性を言い合っている。


「まぁ、北山と相川とヒロは確実に闇属性か妨害が使えるな。」


「確かにな、あいつら腹黒だし。」


「ふーん、そうなんだ、へえ〜。」

相川が後ろに立っている。


「そんなに俺、腹黒か?」

北山も立っていた。


「あはははははは、

いやー、冗談っすよ。」


「そ、そうっスよ、冗談ッス。」


心の中で御愁傷様と思っておく。

どうなったかは語るまでもあるまい。


そんなこんなで適正属性を調べ始めた。

モb………オホン、クラスメート達が適正属性を調べている。

そして、イケメンの相川の番になった。


「流石は勇者様。」


なんか、水晶玉が色んな色に変わっている。


「あなたの適正属性は、

基本的属性の

火•水•風•土

適正者の少ない

光•闇

そして、適正者の全く居ない

時・空間

です。」


おー、流石はイケメン。

イケメン補正がかかってる。


「やっぱり闇属性に適正があったな。」


「イケメンだからほぼ全属性使えるんだろう。」


「俺なんか土と風だぜ?神○嵐ぐらいしか思いつかないぜ?」


「しゃあない、てか、神砂○強いじゃねぇか‼︎…………おっ⁉︎ そろそろヒロの番じゃねぇか?」


どうやら、そうらしい。

「んじゃ、行ってくる。」

軽口を叩き合い、水晶玉のある教卓へと向かう。


あの水晶玉は、魔力を吸って適正属性を判断しているようだ。

つまりだ、

俺の属性がやっと分かる。

水晶玉に、恐る恐る手を触れる。


「ふむ、あなたの適正属性は無属性だけだ。この属性はよく分かっていないのです。何故か空間魔法のゲートが使えたり、水属性魔法の回復が無属性で使えたり者がいるので。

つまり、可能性は無限です。

自分でその可能性を探して下さい。」


これ、全部の属性が混ざった結果、相殺しあって無属性になったんじゃ……。

適正属性が分かったので、席に戻る。


「おう、ヒロ、どうだった?」

友人が話しかけてくる。


「無属性だった。」


「おっ⁉︎ あのよく分からないって言われてる、チートの臭いがする無属性か?」


「ああ、そうだ。」


「便利そうだなぁ。」


「お⁉︎ 高萩の属性が分かるぞ。」

クラスメートが注目し、静まり返る。


「勇者様の適正属性は………………………………………………………………………特殊です。」


「……………は?」


「なんだそれ?」


「そんなのあったか?」


クラスメート達が困惑している。

まぁ、イジメられっ子のあいつならありえると思っていたが、ここまでテンプレだとは思わなかった。


「えっと、どんな属性なんだ?」

高萩が聞く。


「文字通り、特殊です。後天的に他の属性が使えなくなります。

使える魔法などは1種類だけで、

痺れが治る、今の時間が分かる、痒みが治るなどの微妙なものから、雷属性、全ての上級攻撃魔法、などの特殊な魔法が使えるようになったりします……ただ、ふとした時に使えるようになるので、練習のしようがありません。無属性の身体強化など練習して下さい。」


全員の適正属性が分かり、各属性の説明が終わったので、全員元の席に戻る。


「それでは、これから魔法の基礎である、無属性魔法の身体強化の練習をしてもらいます。

その為に、今から魔力を感じ取ってもらいます。全員、手を前に出して下さい。」


男子がにやけている。

ま、美人だし、そうなるだろうな。

彼女のいる男子は養豚場の豚を見るような目で女子から見られている。


だが、そこで先生が

「ですが、もしも変な事をしたら………………………………………………あのようになります。」

そう言うと、


ドォォォォォォォォォォォォォン‼︎


視界が白と茶色で埋め尽くされる。


………………カフェラテっぽいな。


クラスメート達は、大きな爆発音と爆風で、目と耳をやられているようだ。


俺? 俺はもちろん見えてるし、

痛くも痒くも無い。


クラスメート達の視界は、砂埃のせいで最悪。

だが、砂埃が消え、視界良好になると……………………………地面が広く深く抉れていた。


「「「「「………………………………。」」」」」


これには、男女共に終始無言。


「それでは、今から私が一人づつ手を握り魔力を流し込むので、それを感じ取って下さい。」


先程の事を忘れるなという威圧感を出しながら、説明を始めていく。

それとは反対に、抉れた場所が何事も無かったかのように、綺麗に元通りになっていく。


「魔力を感じ取れたら、常に魔力を意識するようにして下さい。

そして、魔力を常に感じ取れるようになったら、自由に動かせるように練習をして下さい。


無属性魔法の身体強化は、


•詠唱によって発動するもの

•自分の意思で魔力を動かし、

細かく調整出来るもの


の、二つがあります。

魔力を自由に動かせるようになると、魔法の威力の向上にも繋がりますので、しっかりと練習して下さい…………いいですね?」


どうやら、彼女からはSの臭いがする。


「おれぁ 生まれついてからずっといじられキャラとして生き、いろんなSを見て来た。

だからSの人間とMの人間の区別は「におい」で分かる!

こいつはくせえッー!革服ハイヒール、鞭が似合うドSのにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!

こんなドS嬢には

出会ったことがねえほどなァーーーッ!」


「環境でドSになっただと?

ちがうねッ!!

こいつは生まれついてのドSだッ!

と言う訳でリゼル先生‼︎」


「「俺たちを鞭で叩いて下さい‼︎

お願いします‼︎ もしくは、足でグリグリ攻撃でお願いします‼︎」」


おい‼︎

ドM二人組‼︎

止めておけ‼︎

リゼル先生顔真っ赤でプルプルしてるぞ‼︎


バゴンバゴン‼︎


土で出来た鞭で殴られ、

空中を二人の勇者が舞う。

綺麗な放物線を描き…………


ドグシャ‼︎


墜落した。


……チッ、まだ生きてやがる………。

というような表情で、リゼル先生がドM2人組を見ている。


「「俺たちの最期の言葉だぜーーーーーうけとってくれーーーーー我が生涯に一片の悔いなし‼︎」」

ガクッ

鼻血をダラダラ流しながら、

2人は眠りについた。


「Mセットーーー‼︎」


「男子高校生の偉大さは、欲望に忠実に生き、女子からの養豚場の豚を見るような目に耐える誇り高き姿にある‼︎ 俺はお前達を真の勇者だと思うぜ‼︎」


「九条、

Mセットの元へ行くのも、Mセットを生き埋めにするのも許しません。」


「…………ッ⁉︎……璃紗先生、女子だから言いにくかったけど言うぜ。

…………ズボン、前後ろ逆だぜ。」


「………………ッ⁉︎」


女子は、九条とMセットを養豚場の豚を見るような目で見ている。


もう、授業どころではないな。


「……ふぅ、やれやれだぜ。」


「何もしてないお前が言うな‼︎」


「何クール系主人公っぽく振舞ってるんだよ‼︎」


失敬な、俺はクール系だぞ?


そう思うだろう?





ここまでお読み頂きありがとうございました

誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等

お待ちしております。

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