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娘よ、大志を抱け  作者: 匿名社員
チートだけど異世界でスローライフを送るために死ぬ気で努力してみる(仮) 第2章ー異世界旅行?編ー
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第16話 クラス転移編

説明説明

身体能力強化がどれくらいかの説明

分かりづらいけど

目が覚めた。

知らない天井だ。

光が丁度俺の顔のところに射し込んでくる。

おい、喧嘩売ってんのか?

………………光に文句を言っても意味が無いな。


取り敢えず、現状確認だ。

……ベッドの感触はそこそこだ。

抱き枕が無い。

布団の感触もあまり良くない。


…………あれ?…………ここどこ?

…………あっ‼︎ そういや召喚されたんだった。


「勇者様、

起床のお時間でございます。」


メイドさんが来た。

対応は機械的。

目は…………うん。

ちゃんと光が灯ってるね。

人として死んでないね。

流石メイドさん。

メイド喫茶のなんちゃってメイドとは格が違う‼︎ (知らんけどね)

足音も全くしないし、扉も全く音を立てずに開け閉めした‼︎

スゲェェェェェエ‼︎


勿論、

表情には出さないし出せない。


元々表情はあまり変わらない人だったが、修業(手が肉もろともズル剥け、腕が爆ぜる、猛毒等)で痛みを我慢した結果、

表情があまり変わらなくなった。

意識的に表情筋を動かせば表情は変わるが、普通にしていれば全く変わらない。

表情筋、カッチカチやで‼︎


「こちらへお着替え下さい。」


メイドさんが部屋の外に出る。

渡された運動着の様な服に着替える。

うん、動き易い。


「それでは案内いたしますので、

こちらへ。」

いつの間にか部屋に入ってきていたメイドさんが言う。

勿論ついていく。


世の中には、戦うメイドさんなる者が居るらしいが………………彼女から鉄と血の臭いがするのは、きっと気のせいだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

庭の様な場所に着いた。

花壇の花が綺麗に咲いている。


「おぅ‼︎ ヒロ‼︎ 早く来いよ‼︎」


「あぁ、悪い。今行く。」

返事をして行く。


「おう、全員集まったな‼︎

んじゃ、今日から特訓だ。今日は持久力をつける為に、走るぞ‼︎

そこに一列に並べ‼︎」

おっさん騎士が言う。


50メートル走とかでよくあるように、線が引っ張ってある。


「はい、じゃあこの庭園を走ってもらうぞ。ぶっ倒れるまで走れよ‼︎ 倒れたら脱落な‼︎ 脱落者はここに戻ってこいよ‼︎ 体力が無いと、いざって時大変だから、持久力は必要だぞ‼︎

はい、じゃあ位置に着いて‼︎

よーい‼︎ ドン‼︎」


全員走り出す。

これは………適度に手を抜くか。

いや、身体能力を制限しよう。

ちなみに、俺は既に身体能力を制限している。実力がバレると面倒だからな。なので、身体能力をさらに制限し走る。



「はい、3週目ー。」



この庭園、キロ単位じゃないのか?

この庭園、めっちゃ広いんだけど。

てか俺、マラソンは5kmぐらいが限界だったぜ?

なのに、誰も脱落してないんだぜ?

庭園の広さも異常だけど、身体能力向上も凄いな。


ま、流石に2週目になると脱落者が出てくる。

俺は真ん中の上位ぐらいでキープしている。

一応運動部だったんだ。

これくらいが丁度いいだろう。


「はい、5週目ー。」

運動部でも脱落者が出てきた。

ここらでやめとくか。


……いや、ちょっとふざけよう。


「俺はもうダメみたいだ……。」


「何言ってるんだ‼︎

週に3回しかない剣道部の割には頑張ったさ‼︎ 後は俺達ライフル射撃部に任せておけ‼︎」


ライフル射撃部は走るの関係無いだろ。


「写真部も忘れるなよ‼︎」


確かに写真部には、

筋トレが趣味のお前がいるけどさぁ。


「写真部は関係無いだろ………。」


「すい部を忘れるなよ‼︎」


お前は水泳部じゃなくて、

吹奏楽部じゃねぇか‼︎


「短距離走専門家の俺は、

ちょっともう無理だわ。」


「いや、お前は陸上部じゃねぇか‼︎」


まぁ、端っこに戻って休むか。


「おう、ヒロ、来たか。」

ライフル射撃部の友人が言う。


「『後は俺達ライフル射撃部に任せておけ‼︎』

って、北山が言ってたぞ‼︎

頑張れよ‼︎ もっと走れよ‼︎」


「あの野郎〜。俺が脱落してるって気付いた上で‼︎ クソ‼︎ やっぱり外道腹黒外道だな‼︎」


「外道って2回も言うって……まぁ、

あいつはそういう奴だからな。

ボケツッコミ、

どちらも出来る優秀な人材だからな。」


「確かに、どっちも出来るからなぁ〜。面白いから憎みづらいんだよなぁ。」


「ま、負け犬同士」


「「傷の舐め合いでもしようや」」


友人の隣に座って、走っている奴らの見学をする。


「流石相川、サッカー部の部長なだけあって、上位をキープしてるな。」


「やっぱり、イケメンは凄いな。」


「あいつだけチートって可能性もあるんじゃね? イケメンだしさぁ、可能性はゼロじゃ無いだろ?」


「かもなぁ〜。てか、陸部はやっぱり凄いな。トップだ。」


「…………あれ? そういや、魔法って俺たちでも使えるのかな?」


「使えるんじゃね?」


「でも使い方知らないぜ?」


「教えてくれるんじゃね?」


「かもな………おっ⁉︎ 相川がトップになったぞ?」


「やっぱりイケメンはチートだわ。」


おっさん騎士が言う。

「おーし、戻ってこーい‼︎」


相川が戻って来る。


「お前らは気付いたはずだ。自分の身体能力が上昇している事にな。

ちなみに、一般人は1周でヘトヘトだ。ま、俺たち騎士団はよゆうで30周出来るからな‼︎」


「30周出来るのは隊長だけです‼︎」


「今のは幻聴だ‼︎ 気にするな‼︎

って事で、お前らここ30周な‼︎

俺たち騎士団の凄さを見せてやれ‼︎」


「「「「「えーーーーー‼︎ 」」」」」


ゴンゴンゴンゴンゴン


「「「「「 痛ぇぇぇぇぇ‼︎ 」」」」」


「うわっ‼︎

いつの間にあそこに移動したんだ‼︎」


「しかも殴っているぞ‼︎」


「あんなの見えねぇよ‼︎」


ま、普通の人間には見えないだろうな。これで調子に乗ったクラスメートの天狗の鼻は折れただろう。



ーーーーーーーーーー結果、

騎士団は30周出来ていなかった。


「おい⁉︎ お前ら⁉︎ 俺たちの凄いところを見せるんじゃ無かったのかよ⁉︎」


女騎士が言う。

「隊長………ハァ………幾ら何でも……ハァハァ、ングッ、ハァ…………30周は………ハァハァ、ハァ……………無理です‼︎」


汗だくの女騎士…………エロいな。


女騎士は結構スタミナあったんだけどな……。


「…………ハァ。今日はこれまで‼︎

次は魔法の授業だ‼︎」


男子が名残惜しそうに女騎士を眺めていたが、魔法と聞いてワクワクし始めた。


「それでは勇者様方、

こちらへ着いてきて下さい。」

魔導部隊隊長のリゼル(女)が来た。


てくてく歩いて着いて行く。

みんな、魔法を教えてくれるのがよっぽど嬉しいのか、かなり騒いでいる。

ぼくのかんがえたさいきょうのまほう

が話題になっている。

…………え? おれ?


「なあ、ヒロ、

やっぱり鎌鼬とか使ってみたいよな?」


「イヤイヤ、

やっぱりウォーターカッターだろ。」


「俺は砂嵐で目潰しをした後に、土を槍状にしてケツの穴にブッ刺すね‼︎」


勿論ノリノリですよ?


「えげつねぇ‼︎」


殺し合いは生き残ったのが勝者だ。

卑怯も糞も無い。

勝てばよかろうなのだぁぁぁぁぁぁ‼︎


しばらくの間、自分で考えた魔法について語り合いながら歩いていると、カカシみたいなのが立っていたり、的があったりする場所に来た。


リゼル先生が手を翳すと、

土が盛り上がり、変形し、

椅子と机、それに黒板が出来る。


「スゲー」


「おぉー‼︎」


「それでは、

魔法の授業を始めます。」


若干にやけている…………いや、ドヤ顔をしている魔女が振り向き、言い放った。



ここまでお読み頂きありがとうございました

誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等

お待ちしております。


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