第13話 捜索編③
超展開‼︎
ついて来いみんな‼︎
あれから、結構月日が経った。
いや、年月かもしれない。
……とにかく、結構時間が経った。
色々な場所を走り回った。
砂漠、海底、巨峰、大平原、火山、
大雪原、空中、大樹海……………等、
沢山回った。
砂浜で巨大な砂の城を造ったり、
巨大な雪だるまを作ったり、
雪で巨大な城を作ったり、
温泉を作って入ったりした。
結構気持ち良かった。
やっぱり日本人は温泉に入らないとダメだね。
後、釣りもした。
魔力の糸を梨と繋いで、梨を餌に釣りをしたら入れ食いフィーバーだった。梨が魚の腹の中で暴れるおかげでかなり楽出来た。
『止めて下さい‼︎ 死にます‼︎』
とか聞こえたけど、幻聴だろう。
釣り餌が喋るわけ無いもんね。
………………………………ゴホン。
とにかく、走り回った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー結果、
人間は居なかった。
「………………………………。
まさか、超古代だとは思わなかったなぁ〜〜。
ははっ。
はぁ、走り回った意味が無いじゃないか。
俺は服が欲しいんだ。」
『そうですね。
私も服が欲しいです。』
しょうがない。
新しく生き物を創ろう。
俺の血肉で
俺の細胞で
世界を監視し
俺に全てを報告する
人工衛星なんかよりも高性能な
原子よりも小さい
最高の監視生物を創ろう
そして
全世界にばら撒こう
名付けるなら、
『完璧監視生物』
例え、火の中水の中草の中森の中、
土の中雲の中麗那の服の中でも監視出来る最高の監視生物だ。
これで人が誕生するまで監視しよう。
………いや、盗撮目的じゃ無いよ?
「じゃ、ちょっと凄い事をして来るから、待っててくれ。具体的には、また走り回る。」
俺たちは今、
最初に出会った大陸に戻ってきている。
つまり、また異世界を走り回るという事だ。
『私はあなたがそんな事をしないと信じてますし、知ってますから。』
信じてるなんて言われると、
チョットこそばゆい。
『それと、賭けをしましょう。』
賭けか………。
麗那はニヤリと笑い、俺に言い放つ。
『私はあなたが帰ってくるまでに服を作れる様になっておきますね。
もし、帰ってくるまでに服を作れる様になっていたら、1つだけ私の言う事を聞いて下さい。』
俺はニヤリと不敵な笑みを浮かべ
「いいだろう………乗った。」
麗那に自信満々に言い返す。
『「フフフフフフフフフフフフ」』
お互いに笑いあう。
さて、
俺はもう一度世界一周旅行をしますか。
ドパアァン‼︎‼︎
俺は、世界に向けて、
全力で駆け出した。
『先に家を建てて下ぁぁぁぁい‼︎』
………………訂正、
麗那の元に駆け戻る。
家を建てるのを忘れていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
家を建てた。
『わぁ〜。凄いですね〜。』
魔力糸で木を切り倒し、削って、適当に魔力糸で繋げてログハウスっぽいのを建ててみた。
家の場所は、樹海のド真ん中にある丘だ。
窓は無い。
一応、扉? の様な物は有るので、
そこから出入りする事になるだろう。
「ほれ、布団と毛布と枕。
あと、抱き枕。」
一応、麗那に渡しておく。
『………………………………ッ‼︎
ヒロさんがデレた‼︎
そんなに私の事を心配してっ‼︎』
「デレてねぇ‼︎
ってか、心配しねぇよ‼︎
お前強いだろ‼︎
風邪も引かねぇだろ‼︎」
『私は不治の病いにかかったのです。
そう……恋という病いに……』
「んじゃ、行ってくんね〜。」
恋に恋している
アホは放って置こう。
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なんでも言う事を聞くって言っていたが、どうせ大した事無いだろう。
ならば、
あえて100年ぐらい経ってから帰ろうかな?
沢山実験しよ‼︎
「へへへへへへ、ざまぁ味噌漬け‼︎」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『フフフフフフフフフフフフ
どうやら行ったみたいですね。』
私はもうここにはいない人に向かって笑い、
言い放つ。
『フハハハハハハハハハ‼︎
この樹海の植物の繊維で作られた戦闘服の機能性は世界一ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ‼︎
これでヒロくんに変態してもらって、
色んな服を着てもらおう‼︎
ゴスロリ奴隷メイド服体操着ドレス浴衣スク水ビキニアーマーネコ耳イヌ耳巫女服エルフ獣人サキュバスロリドワーフ黒髪ロングツンデレ姫騎士女騎士ドSなお姉さんロリ巨乳アホの子褐色ツインテール貧乳幼女……でもショタも良ィィィィイ‼︎……………………あぁ、夢が広がりing‼︎』
そう、実は私はどっちも食べれます。
アッーーーーーーーーーーーー♂♀
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だが、この時、
誰も気づかなかった。
「目的の監視生物はばら撒いたし、
実験を始めるか………。」
いや、気付ける訳が無い。
「あれ?
なんか…………………………足元光ってね? …………………え?これ、魔方陣じゃん。」
物凄い光が視界を覆い
一瞬の浮遊感の後
「勇者様‼︎
どうか我々をお救い下さい‼︎」
《………………は?》
クラスメイト全員の声がハモった。
「(なんでこのタイミングでクラス転移なんだよ………………神様のアホ‼︎)」
ここまでお読み頂きありがとうございました
誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等
お待ちしております。
クラス転移編、早めに終わると思われる。
10話ぐらいかな?
10話で戦闘技術を覚えさせる‼︎(目標)




