第12話 捜索編②
これからは最低週1の更新。
主に2日に1回の更新。
もうすぐで人に会えるかな?
そして、表現能力が中々上がらない。
「………んあぁ〜。」
目が覚めた。
窓を作り、外を見る。
朝日が地上を照らし始めている。
どうやら、明け方らしい。
「見回りついでに、ラジオ体操をするか……………と、その前に。」
麗那に毛布を掛け直しておく。
『すー、ふへっ、すー。』
「爆睡だな、ははっ。」
家に壁を開け、外に出る。
辺りを見渡すが、特に何も居ない。
雲も飛んでいない。
空がよく見え、とてもキレイだ。
「すぅ〜、ふぅ〜。」
新鮮な空気を、
胸一杯に吸い込み、吐き出す。
地球とは違い、この世界は空気が澄んでいて、比喩じゃ無くて空気をおいしく感じる。
「ラジオ体操〜〜、始め!」
今日も1日頑張りますか。
人に会うために。
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「いい具合に身体がほぐれたな。
……さて、家擬きに帰りますか。」
家擬きに帰り、
壁に穴を開けて中に入る。
『ウヘヘへ、そこの坊ちゃん。
お姉さんとチョットいい事しない? 痛くないからね? だから、チョットあっちの方に行こうね? 良い子だから、分かるでしょ?
ほら、飴ちゃんもあげるからね?』
あぁ、何故彼女はこんなにも残念な美人なんだろうか……。
やはり、神は居なかったのか……。
あぁ、嫁が欲しい。
彼女は別に要らないから。
だって、彼女ってアレだろ?
高校生の場合、長続きしないから
遊びみたいなもんだろう?
あぁ、嫁が欲しい。
そしたら、ご飯を作ってくれる。
冒険者になって、ドーンとお金を稼いだら、暫くの間は一日中寝ていても文句を言わないだろう。
あぁ、一日中寝ていたい。
取り敢えず、アホな寝言をほざいてるアホを起こすか。
「ほれ、朝だ。
もう朝だぞ‼︎起きろー‼︎」
うんともすんとも言いやしない。
こうなったら…………最終手段だ。
「敵襲ーーーーーーーーーーー‼︎
1時の方向から、敵襲ーーーーーーーーーーー‼︎」
『逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎………………って、あれ?敵襲は?』
「……おはよう、麗那。」
『おはようございます、ヒロさん。』
寝癖で髪の毛はボサボサ。
目のクマは、あいも変わらず健在。
オマケに、ヨダレが垂れている。
「ほら、ヨダレ。ちゃんと拭け。」
気付いたのか、急いで口元をゴシゴシしている。
…………あぁ、本当に残念美人だ。
乾いたのか、舌舐めずり。
…………………おい、唇に意識が向くからやめろ。
幾らお前ほど残念な奴でも、色っぽく見えるから、止めろ。
「はあ、今日も今日とて大陸を走り回るか。」
『さすがに飽きますよ?』
「俺も、とっくに飽きてる。」
『……………………………。』
『「………頑張りますか。」』
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家擬きを壊し、周りの地形を直す。
「出発だ。軽めに走って、しばらくしたら全速力で走ろうか。」
『そうですね。そうしましょう。』
そして、俺たちは走り出す。
その先に何かがある事を期待し、
刺激を求め、走り出す。
太陽の光が俺たちに降り注ぐ。
『「ウギャァァァァァァァァァァァァァァァァァ⁉︎ 溶けるぅぅぅぅぅゥぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ⁉︎」』
『「………………………。」』
どうやら、考えてる事は
同じだったらしい。
『「はあ、これだから………。」』
「……………………そいつは心外だ。」
『……………………それは心外ですね。』
お互いに拳を振り抜く。
「オボッ‼︎」
『グフッ‼︎』
俺→K.O
麗那→K.O
気絶して復活した時、直ぐに仲直りした。
女性に手を出すのは流石に悪かったと思ったが、会った時が殺し合いだったし、まぁいっかと思った。
ここまでお読み頂きありがとうございました
誤字脱字指摘、アドバイス、評価感想等
お待ちしております。
アイディアは出るが、表現出来ないという。
ガチキチ物を書きたい。