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母親

「ところで前から言いたかったんですが」隣を歩いているリンさんに話しかけた。「なあに?セレネちゃん」「そのセレネちゃんってやめてくれません?これでも私はもう大人。17歳なんですが」「あら、17だったらまだ子供じゃない」「人間は15から大人です」「ふふっ。獣人は20からが大人よ?それにセレネさんってなんか他人行儀じゃない?」確かに。リンさんの言葉に納得しそうになりながらなんとか反論する。「ならばセレネと呼び捨てにでも」「セレネちゃんのが可愛らしいでしょ?」ふむ。じゃなくて。「可愛いという単語は私には似合いませんので」「もしかしてセレネちゃんと呼ばれるのは嫌だったりするの?」「嫌というわけでは…」「ならいいじゃない。セレネちゃんで」

結局はセレネちゃんで決定したらしい。確かに嫌じゃないが。でもおかしい。ぐるぐる考えるが、隣で鼻歌を歌いながら歩く姿を見ていると、そんなことはどうでもいいような気がしてくるから不思議だ。


ただ一緒に歩いているだけなのにこんなにも楽しくなるのは何故だろうか。そしてこの温かさはなんなんだろう。リンさんの人格が生み出しているものなのだろうか。もしかしたら、母親とはこういう存在なのだろうか。









私の母親はどういう人だったのだろうか。今まで思い出す事のなかった、顔も知らない母のことが頭をよぎった。



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