くちづけは、桃の味。
ねぇ? ファーストキスはレモンの味っていうけれど、あなたとのはじめてのキスは、レモンよりももっと甘くてとろけそうだったよ。
久しぶりだね。街中であなたを見つけて立ち止まった自動販売機の前。
きっと、何度もすれ違ってるはずなのに、
どうして今まで気づかなかったのだろう?
今日もあの自動販売機の前を通る。
やっぱりあなたが気になって、立ち止まり見つめてしまう。
罪悪感に駆られながら……
私はあなたを求めて口づけてしまった。
唇に伝わるひんやりとした感覚。
夏場なのに冷えたあなたの身体が、妙に私には心地よかった。
まるでひっくり返したハートのようだね。
あまくてとろける桃の味。
あなたの香りは、昔とちっとも変わらない。
あぁ、ダメだよ。クセになりそう。
ダメだなって分かってるのに……
あなたはやっぱり、昔も今も変わらなくて
私は今もやっぱり、あなたのことを……
――私は次の日もまた自動販売機の前で立ち止まる。
あぁ、ダメ。そう思うのに、込み上げる衝動抑えきれずに、私は紙切れを差し出した。
なのに冷たく突き返された。
どうして? 受け取ってよ。
諦めなきゃいけないの?
――わかったわよ。諦めるわ。
今日は小銭がないんだもの。
あぁ、あなたはどうしてそんなに魅力的。
ダイエット中の、ピーチジュース。
読んでくださりありがとうございました(^^)
ダイエット中なのにピーチジュース(ネ○ター)が飲みたくなって書いてみました(笑)
たまに、こんなのも書きたくなる作者、お許し下さーい。
気に入っていただけたら、過去作品の"黄色いキミへ” も読んでいただけたら嬉しいです。そして感想プリーズ←ペコリ
ー心花ー




