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STORYS type-R  作者: NONAME
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1話 伊藤 茂 前編

この物語はフィクションであり登場する人物・地名・団体名は架空のものです

車の運転は交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。


注意:登場する人物の会話は「」、考えていることは『』で表現いたいますので、ご了承ください。

茂は制服に着替えた。

父:

「おーい茂起きてるかー」

親父さんの声がした。

この人は茂の父親であり、名前は「伊藤 勇」である。

元々はプロのラリーストだったが、今は市役所で働いているただの親父である。

伊藤 茂:

「着替え終わった。」

茂は二階から叫んだ。

そして、一階に降りてった。

伊藤 茂:

「とりあえず、俺の友達が夏休み開けの初日は俺が作った弁当が食いたいとかいうから、親父の朝食もまとめて作っとく。」

親父:

「お前はどうするんだ?」

親父は時計を見ながら茂に聞いた

伊藤 茂:

「友達が一緒に食いたいって言うから教室で食う。」

茂は鍋と卵とカップラーメンを取り出した。

親父:

「そうか。」

カップラーメンにお湯を入れて、卵焼きを作り始めた。

親父さんの方は会社にいく為の準備を始めた。

伊藤 茂:

「出来た。」

カップラーメンが出来たのである。

茂はカップラーメンを作る時に一切時計は見ない。

伊藤 茂:

「こっちも出来た。」

茂は弁当をナフキンに包みカバンに四つ入れた。

伊藤 茂:

「親父。朝食はここに置いとく。」

親父:

「ああ」

茂は家を出た。

親父さんは机の上の朝食をみて軽くため息をついた。

親父:

「やっぱり朝食はこれか。」

カップラーメンが置いてあった。

親父:

「こんなの自分でも作れる。」


外に出ると、茂にわざわざ弁当を作らせた友達の「田中 実」がいた。

田中 実:

「よう茂。」

伊藤 茂:

「ああ」

実とは小学校2年の時からずっと同じクラスだった。これが偶然なのかいと的なのかはわからない。

田中 実:

「おっ相変わらずお前のS2000かっこいいな」

伊藤 茂:

「ただの車だろ。それにあれは親父のだ。」

田中 実:

「ただの車てなぁ〜こいつは」

二人は歩き始めた。

田中 実:

「めちゃくちゃはえぇ〜んだぞ。9000回転までしっかり回るし、コーナーなんかNSXより速いとか言われてるぐらいなんだからな。」

こいつは車好き、というよりはスポーツカーオタクなのである。茂は当然話についていけない。

伊藤 茂:

「速かろうが何だろうが俺には関係ない。椅子も二つしかないし、荷物だってあんまり詰めないし、俺にとっての利点なんてほとんどねぇ〜よ。」

田中 実:

「何でこんな事言うやつがS2000に乗ってるんだか?俺にくれよ?」

伊藤 茂:

「だからあれは親父の車だ!」

二人は話してるうちに駅についた。

田中 実:

「あ〜俺も早く車欲しい。」

後編に続く。

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