表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/27

ダンジョンの中 2

リーク視点です。

「なんでこんな()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだろうね?」


ハッと振り返った時にはもう無かった。俺が落ちた場所は既にゴツゴツとした岩があった。

どういう事だ?

「とりあえず、来た方向を戻ろう。皆と合流するべきだ」

「了解〜」


ライとしばらく来た方向へ戻った。かなり長時間歩いた気がする。一向に元の場所へ戻れそうな気配が無い。ダンジョンハンターも終わってもいい時間なはずなのに。

「なぁライ…なんかおかしくねーか?戻れてる感じがしないっていうか…」

「少し黙ってて。今気配探知魔法を僕らの周りでかけてるから」

「お、おう。ごめん」

風魔法で気配探知魔法を使えるのはシンプルにすごいな。と関心していると、おかしな点に気づいた。


……お前今、呪文を唱えていたか?


魔具でさえ起動する為の合図のような呪文が必要なのに、呪文なしで魔法を使っているとなると、応用とかのレベルじゃなくなってくるんだぞ?王族は魔法が得意な方が多く、魔力量もとても多いのにそれでも呪文無しで魔法を発動した人は今までで一人もいないはずだ。

ずっと隣で歩いてたし、何か言ってたら聞こえたはずなんだが、まさか…


「こりゃダメだリークサン。どこまで行っても洞窟だ。出口はおろか、ルイナ嬢達でさえ見当たらねぇ」

「お、おい待てライ…あの魔物の群れはなんだ!?」

俺が見たものは、ゴブリンの群れだった。ダンジョンハンターを考えると嬉しい事なのかも知れない。その事を考えても、あまりにも多すぎるゴブリンの群れに二人して言葉を失ってしまった。


今考えると簡単な話だったのかも知れない。ゴブリンは砂地に生息する事が多い。というか、ゴブリンが生息する所に砂地が増えやすいらしい。理由は知らんが。


「こっちは任せろ。かわりに背中は任せたぞ!」

そう叫んだ瞬間、その言葉を間違えたと思った。

ライの目がギラリと光り、口はイタズラっぽくニシシと笑っていた。

「必要ないですよ。代わりに、今からここで起こること、誰にも話さないでくださいね?」

真っ直ぐに魔物に歩いていく途中、くるりと振り返り、珍しく敬語で話す口元に人差し指を立てていた。

怪しく笑うライに不安な気持ちを抱きながらも、堂々と歩いて行く後ろ姿が頼もしくも見えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ