表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

眩しい一等星の生誕

初めて小説書きました。

誤字・脱字などは伝えて欲しいです。

優しい鳥のさえずりが聞こえる。

「ここは…」

清潔感溢れる神殿のような場所。

私の住んでいた地域の近くにこんな建物あった?

「おはよう。よく眠れたかい?」

声が聞こえた方を見ると、女の子が1人、立っていた。

同い年くらいに見える、私より少し小柄で可愛らしい子だった。

「ぼくはリーシャ。人間の言う神様さ。」

「君の名前を教えてもらってもいいかい?」

高く安心する声色をしている。

神様。人々が崇める存在。ならここは…

起きたばかりで頭が回らない。とりあえず会話を続けなくては。

鈴菜(すずな)です」

「君、中学二年生だよね?まだ」

しっかりと頷いた。

記憶が曖昧だから詳しいことは思い出せない。けど、リーシャが言ってることは正しいと思った。

「もうちょっと生きてみない?」

生きるなら、別人として生きてみたい。

全くちがう環境から人生をやり直したい。

「願いを聞いてくださるのなら、別人として生きてみたいです。」

「ならこの子かな。ある程度は楽しめるようにしといたから。じゃあ楽しんでね〜」






「ーーーーー!ーーーーーーーーーー!」

誰かが私に向かって怒鳴っている。

目を開けると、大きな本棚がおいてあった。

リーシャの姿が見当たらない。私、他の人になったんだわ。

「聞いているのか?シアラ。」

シアラ?今私達2人以外に人は居ないわよ?

もしかして私の名前なのかしら?

「あ、あの…私でしょうか?」

「家の中を毎日走り回るな!家族全員で決めただろ?珍しく本棚が欲しいなんて言うものだから買ってしまったが、約束は守れ。」

シアラという名前。何処かで聞いたことがある気がする。

毎日家を走り回るほど元気。



思い出した。ゲームしかしていなかった私のイチオシの乙女ゲーム「正義の色を見つけに(通称 色探し)」の聖女であり、主人公。シアラ・リオリスだ。ということは私はお気に入りのゲームの主人公に転生したの!?


「聞いているか?さっきからずっとぼーっとして」

「はい、聞いています。次から気をつけますね。それでは。」

階段を滑り落ちるように降りていった。

確か1階のリビングルームに姿見が、あった。

服装は、少しオシャレな平民って感じ。

背丈で考えると6歳になった頃かしら。

誕生日はたしか3/18だったはず…外に雪が降っている。物を買ったということは、今日がおそらく誕生日なのだろう。

色探しの舞台になるホークー学園の入学式まで6年、その間に聖女らしい行動で名を広めねば!


ホークー学園に入学して、私の推しとのハッピーエンドを目指すのよ!




と言っても、6歳児にできることはものすごく少ない。

色探しには初めにヒロインを選択することができて、ルイナとシアラ(わたし)で選択されなかったヒロインはストーリーでは悪役令嬢になる。

私がプレイしていたのはルイナがヒロインのストーリーだったから、シアラが悪役令嬢として出てきた。

魔法・人脈・勉学・運動 全てに秀ですぎても恐らくダメなのだろう。

その中で今私がするべきなのは、魔法操作だ。

この世界には魔法が存在し、魔法が操作出来るのは魔力を持った人のみ。

一般的には魔力を持っている人でも魔法操作が出来るのは12歳から。

つまりその半分の6歳から魔法操作が出来ると名が広まるって作戦。

魔法は炎・水・風・土・光・闇の6種類があり、基本は炎・水・風・土のどれかを1つ使える。

シアラはゲーム内で「魔力量が凄いから」という理由で聖女と言われ、魔法を使う姿は見られなかった。

なぜ騒がれるほどの魔力持ちなのに魔法を使わないのか、私は不思議だった。

どの魔法が使えるかは分からないけど、とにかく特訓してなるべく早く魔法操作が出来るようにならないと!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ