第31章:ちょこっと、重複する内容になります♪
美絵子ちゃんが転校していってから、おそらく1週間もたっていなかったろう。
いまとなっては、その正確な日付けというものは、わからなくなってしまっている・・・。
2番目に高い鉄棒のあたりに行ったら、そこに武田まゆみちゃんと、あと3人くらいの、美絵子ちゃんの同級生の女の子がいて、武田まゆみちゃんが、ぼくにこう言ったのだ。
「あ~あ、美絵子ちゃん、行っちゃった・・・。もっと、くりじを『いじめて』やろうかとおもってたのにね・・・。」
このときのぼくは、誰かにきいて、美絵子ちゃんが転校してしまって、もうここにはいないということを、すでに知っていた。
しかしはたして、それが本当のことなのかどうかは、よくわかってはいなかった。
だが、鉄棒のあたりを見まわしてみても、美絵子ちゃんはどこにもいないし、ぼくは直感的に、美絵子ちゃんが学校からいなくなっているということは、うすうす感じてはいたのだった。
でも、武田まゆみちゃんのその言葉をきいて、はじめて、美絵子ちゃんはもうここにはいないのだと、あらためて実感としてわかった。
この少し前、ぼくは、美絵子ちゃんがどこか遠くの小学校へ転校するという夢を見た。
思えばこれは、神の啓示だったにちがいない。
事実、この夢をみたあと、まもなく、美絵子ちゃんは転校していった。
この啓示を生かしきれなかったのは残念だったが、さいわい、美絵子ちゃんがどこに転校していったのかをきくことができた。
埼玉県のK市である。
・・・きっとこれは、神の「第2の啓示」だったにちがいない。




