第28章
1980年の秋季大運動会で、1年生はサンサンサンバをおどったけど、そのとき美絵子ちゃんはいたっけ・・・?
風邪か何かで休んでたかもしれないな。
ぼくはそのとき、美絵子ちゃんと親しかったかな・・・?
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1980年、ぼくが小4のときの、4~6月だったか。
ぼくがまだ、美絵子ちゃんと親しくなかったころのこと。
校庭の鉄棒近くで、しばじ(= 柴田ひろゆきくん)と美絵子ちゃんのクラスメートの「富川きょうと」とぼくの3人がいて、そこでしばじが、きょうとにこんなことを言った。
「きょうと・・・お前、○○(= 美絵子ちゃんの苗字)と肩組んで走ってたじゃねえか。」
ぼくはその場面を想像し、すこし不愉快になった。
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一学期が終わって、一斉下校が夏休み前にある。
ぼくの登校班は、校庭の鉄棒よりの一番はしの方だった。
美絵子ちゃんの班は、真ん中からこっち寄りあたり。
おおぜいの児童の並んだ、右端と左端から順々に、長い行列をつくって、班ごとに下校した。
でも、木幡神社へ向かう途中の踏み切りを越えると、みんなバラバラになって帰ったものだ。
班が離れていたから、美絵子ちゃんの近くにはなかなか寄れなかった。
狭い歩道を、みなで歩いていたから、引きかえして美絵子ちゃんとふざけっこもできなかったんだ。
夏休み前の最後の下校時は、美絵子ちゃんといっしょにすごしたかった。




