表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/42

第25章

 ・・・この1980年という年には、同じ4月に、芸能界にも『天使』が舞い降り、世間をざわつかせ始めていた。


 歌手『松田聖子』。


 季節ごとに、また出す曲ごとにヒットを飛ばし・・・茂雄と美絵子にとっては、かけがえのない「想い出」を作る手助けをしてくれ、歌そのものの魅力でも、彼ら二人を陰で支え続けてくれた「えんの下の力持ち」「恩人」でもある。


 いつしか知り合い・・・お互いの存在を認め、やがては愛し合う二人であったが・・・


 まがまがしき『魔物の手』は、このときすでに、ふたりの運命を狂わせるべく、手薬煉てぐすねを引いて、待ち構えていたのである・・・。


 そのシーンにおける詳細な描写は・・・処女作『たからもの』第17章に、そのにんを譲ろうと思う。


 1980年度における、茂雄と美絵子の関係というものは、まだまだ、わりとあっさりしたものにすぎなかった。


 しかし、登下校で顔をたびたび合わせ、休み時間にふざけあい、追いかけっこや鬼ごっこをしつつ、数々の行事でご一緒し、しだいにお互いの距離というものを少しずつ縮め、さらに接近してゆく・・・


 このあたりには、まさに「大人顔負け」の、ヘタなトレンディドラマを蹴散らしてしまうような、ドラマティックで愛あふれる展開というものがあった。


 茂雄はまた、彼女と共に楽しく嬌声きょうせいをあげながら、仲良く追いかけっこをしているときの、あの美絵子の笑顔のひとつひとつが、いつまでも、どうしても忘れられず・・・その幼く愛しい声さえ、その耳にリアルタイムでよみがえるような感覚さえ、五十歳を過ぎたいまも、まるで無数の波のように、それは生々しく押し寄せて迫ってくるのであった・・・。


 ☆  ☆  ☆


 ・・・今宵は、ここまでです。


 私ですね・・・美絵子ちゃんの話を書く時って、いつもパワーと精神力、エネルギーを消耗しきって、くたくたになるんですヨ。


 同時にまた、なつかしくって、楽しくってしょうがないんですけれどね♪


 では、おやすみなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ