ユニークな作文シリーズ その6 先輩たちの話を聞いて
1990年7月、卒業生若干名に、在校生たちへ向けて、各クラスを巡回して、就職、進学の体験談をしてもらいました。
それを聞いた在校生たちには、感想文を書いてもらいました。
その感想文の中から2人分を、ここに提示します。
実業高校らしい雰囲気、ローカルカラーなどを感じていただければ、さいわいです。
◯パッと見た時、みんな、すっかり大人っぽくなっていて、卒業したばかりの人には見えないくらい、落ち着いていた。言葉づかい、服装、顔も、みんなきれいで、おどろいた。私も、あと一年半で、あんなになれるのかなあ。特に、ローム◯◯で働いている先輩に一番興味があった。私もローム◯◯に就職したいからだ。やっぱり、遅刻、欠席をしないで、まじめにすることがだいじ、という感じだった。
どこの会社でも、仕事はきついそうだ。何回も、やめようと思ったことがあるそうだ。そこをがんばり抜くと、今は楽しく、充実した生活ができるようになったという。やっぱり、仕事が楽で、給料がいい所とか、そんな都合のいい話はなかった。私も、ローム◯◯に行けるように、がんばろう。
◯先輩たちは、仕事がきついとか言っていたけど、見ていると、生き生きとして、楽しそうにしている感じだった。
短大などに行っている人も、けっこう多くて、びっくりした。一時間半から二時間もかかって通学しているとか。
その上、90分授業が4時間だという。50分でも長いと思っているのに、90分とか、とてもじやないという気がする。その上、さらに、先輩たちは、高校時代に、もっと勉強をしておけばよかった、とか。
私はまだ、目標も決めていないので、早く、やりたいことをみつけて、ガンバロー。
純情、素朴な生徒像を御想像いただけたでしょうか。