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君の声  作者: ひなた
5.平和な街で
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次回予告

 めでたしめでたしと終えてしまったところで、次話をどう繋げ、どう始めたら良いものか。

 作者の代わりに悩む舞姫に、スキップしながら吉宗が寄ってくる。

「ねえねえ舞姫、面白いものを見つけたんだけど、一緒に遊ばない?」

 ノリはナンパのそれであったが、珍しく吉宗は無意識であった。

 無意識のうちに、ナンパのようになっているなんて、本当に珍しいよね。いつもは自称無意識に、下ネタを盛り込んでくるくらいだから。

 しかし今回のはそうじゃない。

「どうなさったのです? 面白いものとは、吉宗様以上に面白いものが、どこかにあるとも思えないのですが」

 微妙に失礼なことをいいながらも、舞姫は吉宗についていく。

 吉宗がにやけていないから、安心した様子で、舞姫は後に続くことができるのだ。

「すごいものだと思う。いくら舞姫だからって、たぶん、ビックリするんじゃないかな」

「へえ、すごいもの、ですか……」

 呆れたように微笑みを浮かべ、舞姫はキュッと吉宗の手を握る。

 その仕草はあまりにも自然になっていて、最初に吉宗が触れた頃とは、全く違うものになっているのであった。

「見つけたってのは、これだよ。じゃっじゃーん」

 嬉しそうに自慢げに、吉宗が腕を広げ舞姫に見せたのは、不自然な卵型の乗り物のようなものだった。

 大きさは人間が二人は入れるくらい。下は青色で上はガラス張り。

 乗り物なのだろうとはわかったものの、それがどういったものなのかは、舞姫には見当もつかないのであった。

 大袈裟なだけだと思っていたが、本当にすごいものを見せられて、驚きの視線を舞姫は吉宗に向ける。

「俺が思うに、タイムマシーンなんじゃないか。これに乗ったなら、未来に行けるんじゃないかな……なんてね」

 どうしてわかったんだかわからないけれど、吉宗は見事な推測を披露した。

 そして物語は、最終局面において、思い掛けない展開へと続いていく。

 タイムマシーンを手にした吉宗は、舞姫とともに、未来へと行くことになった。

 今の江戸は完璧な平和となったので、未来の江戸をも助けようと、そういう気になってしまったのだ。

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