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足音

これは夏の夜の出来事。

その日、僕は寝る前に洗面所で歯を磨いていた。

すると階段の方から誰かが上ってくる足音が聞こえた。

〝ぺたぺた〟と

子供の足音だった。

だが家にはそんな小さい子供は居ない。

勇気を出して階段を覗いてみるがそこには誰もいない。

『気のせいかな?』

そう思い僕は部屋に戻った。


次の日の夜、部屋でテレビを見ていると突然姉が

「きゃーー!」

と言いながら部屋に入ってきた。

話を聞くと洗面所で顔を洗っていると階段から

〝ぺたぺた〟と足音が聞こえてきたらしい。

僕が聞いた音と同じなのだ。

だが僕は姉にその話をしていない。


それから3日くらいたったある晩。

晩御飯を食べ終わり涼しいリビングから2階の部屋に向かうため階段を上っていた。

廊下は蒸し暑かった。

残り3段くらいのところで突然鳥肌が立ったのだ。

それはまるで皮膚がめくれるくらいの痛みだ。

急いで階段を上りきり部屋に入るとさっきのが嘘のように痛みが引いた。


翌日

それは廊下の電気を消そうとした時に起きた。

僕の部屋から廊下の電気のスイッチまでは少し距離があり電気を消すなら部屋のドアを開けてなければ真っ暗になってしまう。


でももうそんなのを気にする歳ではない。

電気を消すと廊下が真っ暗になった。

部屋のドアを開けようと向かった時

突然階段の方から

〝たたたたた!!〟

と子供が廊下を走ってくる足音が聞こえた。

僕は咄嗟に部屋に入りドアを閉めた。


あの音は一体何だったのだろう?

僕は昔、遊びに来ていた従姉から聞いたある言葉を思い出した。


「この家に男の子と女の子が居るね」と


今でもこの家に居るのだろうか?

これは僕が高校生の時に実際に体験した話です。

あの時は本当にビックリしました。

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