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第43話:紅の城の鮮血の歌姫が下す鉄槌

その頃連邦の政府中央機関 紅の城では

会議室は禁煙だった。書記長の頃はすごい煙だったがこの鮮血の歌姫との会議で吸おうものなら容赦なく叩き出されるだろう。そのお陰か会議室内はきれいな空気で総書記である鮮血の歌姫も悪い表情はして無さそうだ。

「敵が奇襲してきましたが沿岸砲地帯は予定通り爆破し、要塞線正面も敵は30キロメートルほど戦線を下げました」

アイレアス・ノストリアーン総書記は報告をする軍部第2位の国家軍参謀長を問い詰める。

「要塞線を越えられ、側面打撃軍と呼ばれる帝国軍部隊の侵入を許したと聞いているが?」

私は怖かった。この総書記の別名は鮮血の歌姫。言い逃れなど出来ないことはわかっている。

「はい……事実です。元々沿岸砲地帯に敵が集中すると想定していたので……まさか少数精鋭部隊に壊滅されるとは……」

歌姫の言葉の刃物は容赦はなかった。

「確かお前が敵の精鋭を沿岸砲で撃破しつつ、取り残しを沿岸砲ごと吹き飛ばして、混乱してるさなかにレイヴァス戦闘軍?とやらを殲滅するための部隊を配置する計画だと聞いているが?」

国家軍参謀長は許されるための言葉を脳内の全ての語録をひっくり返して、探す……しかし歌姫はとどめを刺した。

「もういい、お前の考えた完璧な秩序の作戦は穴だらけだ。。そして失われた十数万の命は貴様の公開処刑で償ってもらう」

歌姫はベルを鳴らすと、最上級憲兵が国家軍参謀長を引きずりながら、連れて行く。彼は何度もご慈悲をと言っていたが鮮血の歌姫に慈悲などある訳がない。

「あの……総書記殿……」

資源管理委員長が挙手する。

「我が国の鉱物資源はほぼ無くなる寸前です……我々が帝国に外圧をかけた事で世界情勢は我が国の態勢を問題視し、制裁措置を行ったと」

歌姫は血のワインを飲みながらグラスを回す。

「我が国の北に小さな島国があったか。あそこの資源埋蔵量は?」

「トラント連合国を狙うおつもりですか!?あそこは資源豊富です!下手に手を出せば、世界中が敵になります」

総書記はわかってないな。という顔をして、グラスを置く。

「揺さぶりをかけるだけでいい。50個師団でいい。高度に訓練し、なおかつ最新型兵器の中でも上質な物を持たせた部隊を用意しろ。国土防衛軍並の上質さのな」

委員長は分かってしまった。彼女は本気で資源を手に入れる為に今まで外国から守られてきた資源豊かな国を軍事訓練と精鋭部隊で圧力をかけて、従わなければ本気で潰す木なのだ……

会議はその後、要塞内にはまともに動く銃器は5割あるかないかという事になり、要塞で敵を消耗させ、連邦本土を侵略しに来たら、まともな銃器をもつ150個師団で撃退するという消耗反転ドクトリンと名付けられた。

この150個師団を任されたのは覇権戦争時代に連邦軍を高度に統率した若き元帥ロビコフ陸軍元帥だ。既に彼には策があり、150個師団は本土防衛軍という位置付けで市街地戦闘に特化した訓練が行われていた。


こんばんは!黒井冥斗です!いつもご拝読ありがとうございます!

実は黒井という人間は、筆が乗ると1週間で8万文字弱書いてしまうくらい自分の世界を書くのが好きなんですよね。そして成人になってからも厨二病という残念な人間です…

さて、鮮血の歌姫が恐ろしい軍事的恐喝を行ってきましたが、連邦は資源を獲得できるのか、あるいは終戦するのか!今夜も2話投稿なので良い夜をお過ごしください!

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