プロローグ
プロローグ
ある日名もなき兵士が神々の花園にたどりつき、女神フローラと約束を交わした
女神は1輪の花と妖精を渡し、こう言った
«貴方の髪の色と同じこの花を授けましょう»
«力を使いこなす事ができれば魔物を打ち払う事ができるでしょう»
«貴方は王になりその力を民の為に使うのです»
«そして貴方が寿命を迎えたらまたこの花園に来て 私の眷属になるのです»
兵士は花の力を使い見事魔物を打ち払った英雄として一国の王となり、自ら率いる兵に花の花を分け与え代々受け継いでいった
後に力を授ける花は華として区別され、華の力は調華師と呼ばれる一部の人間のみが精製し王の名の下に兵に授与された
時は流れ……建国後135年 未だ魔物の脅威にさらされている
ローゼシュヴァルツ帝国
第12代オランジュガルベラ帝期22年
「調華師【精霊の息吹】 師シンシ・ヘルネウスより代を譲り受けましたシュウ・ヘルネウスと申します」
〚面を上げよ 調香師ヘルネウス〛
この調香師の出会いにより時期帝王の跡目争い、魔族との戦場、出生の秘密、女神フローラの思惑
運命の歯車が今動き出した