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  ウォーターボール




一人でいる時に ふと考える。


ゼロ歳児に 何ができるというのか···


······


ゼロ歳児 なめんなぁぁぁ!!

動いてやるぅ!!


起きる… まだ無理


はぁはぁ…



腹筋…  もっと無理


はぁはぁはぁ…



転がる…  あとちょっとぉぉ!!


はぁはぁはぁはぁはぁ……



寝返り…  できそう!!


ふぅぅぅぅぅぅぅ!!



努力が実った!!


いやはや 

それは努力というほどではなく 成長の過程だろう…。


おおよそ 首が座り 寝返りができそうなほどの 年具合と 言うわけか。


まだ 先は長い。


今の間に 対策を練り

今後 悪役令嬢などというものにならぬよう 自己を精査し

万が一のことに 巻き込まれた際のため 力を蓄えていかなければならない。



どれ 

私の魔力というものは一体 どの程度のものか まずは力を込めてみるとするか。



ウォーターボール…


空中に水の玉が出来上がる。


魔力を上げて 

徐々に 大きく 大きく…


ひたすら続けて 念じていくと…


気づいた時には 部屋の空間を圧倒的に少なくしている 水の大玉ができていた…


コツコツコツ…

あ…足音!!


大玉の水球…


どうやって消すんだ!?


集中力が切れた その時!



ザバァァァァァァァ〜ン!!!


洪水…


慌てて自分に結界を張る


水は 部屋に溜まり プールだな


足音の主は 大きな音に慌てるがドアが水圧で開かない模様

ガチャガチャ ドンドン 音がする。


私は水の上にカプセル状のものに包まれ浮かび

圧倒的な水の量の室内


こんな騒動では困るので


ウォーター バイバイ!


念じると 圧倒的な量の水が フッと消えた。


同時に ドアが開き 駆け込んできたのは 

侍女のミーナ。


青い顔に冷や汗をかき

慌てているが 

部屋は変わらず

私もそこに変わらずにいた


ミーナはそんな様子を見て 

あからさまにホッとして 

泣きそうになりながら

わたしを抱き上げ 抱きしめてくれた。


あんまり 調子にのりすぎてはいけないな…


うん 気をつけよう。












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