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子供の頃
子供の頃
私は子供らしからぬ子供だった。
幼稚園に通っていたにも関わらず、
すでに大人の感覚を持ち合わせていた。
自分が子供だとわかっているようで、
すでに人生を一度終えたような感覚があった。
卒園式の時も、
こんな時は普通泣くものだよねと
母の顔を見た瞬間に嘘泣きをして見せた。
人と群れるのは嫌いで、
感覚が合わず、話を合わせるのが苦痛で仕方がなかった。
なぜ、私はここにいるのだろうといつも考えていた。
小学校に入ってもそれは変わらなかった。
国語の授業で作文を書くように宿題を出され、
その作文を提出すると職員室に呼び出された。
「大人の人に書いてもらうなんて、ダメだろ!」
私は理解できなかった。
サボってもない
代わりにかいてもらってもない。
私が書いたものだったから。
どうやら体は子供なのに、私はすでに大人の思考をしていたのだ。
特にあまり人といたくなくなったのは、
この頃からかもしれない。




