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召喚勇者と七つの魔剣  作者: 蔭柚
第6章 偽物と遺産と贈物
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第89話 中海

前話のあらすじ:

ユージン達はネアン帝国の王都を出発した!

 

 それから数週間、一行は順調に――おおむね順調に、進んだ。


 先日の戦争の生き残りの悪魔や、悪魔の魔力に中てられた獣魔や、悪魔とは全く関係のない野盗等に襲われはしたものの、それほど苦戦することもなく――ユージンの無茶は相変わらずだったが――、一行はこれらを下した。

 旅を中断して、王宮でみっちり訓練をしたことが、それぞれの戦闘能力の向上につながった結果である。


 戦闘能力が最も低かったフラールも、変人魔法士ロキから譲り受けた魔道具『破砕スプーン』を実戦で使える戦法を編み出していた。

 50㎝くらいの巨大なスプーン型のこの魔道具は、魔力を込めて頭の部分で殴ると、衝撃が増幅されて岩でも砕けるというスグレモノだが、副作用として使用者もしばらく痺れて動けなくなってしまうというアホのような効果があった。

 だが、痺れつつも口は何とか動かせると判明したので、フラールは攻撃後に自分の周りに『殻』の魔法で防御をすることで、痺れが抜けるまでの無防備な時間を凌ぐという方法を編み出していた。

 ちなみに、同時に貰った使い捨ての円盤型魔道具は未だ使われる気配はなく、『反射眼鏡』もネアン帝国に戻ってからは鞄の奥底に仕舞われたままである。


 そして、ユージンの『セブン・フォース』の新しい能力『断物セパレーション』も、敵との戦いで大いに活躍――しなかった。

 ユージンが『断物』を使えるようになってすぐに感じたように、この能力はかなり集中しないと、発動しなかった。使おうと思って剣を振るっても、発動しないという事が殆どで、ユージンはまだ数回しか成功していない。


 さらに発動したとしても、その効果が発揮されるのは、ほぼ一瞬のみという事が分かった。

 タイミングを間違えると、斬っている途中で効果が切れ、剣が不自然に止まってしまって体勢を崩すのだ。

 ただし、これについては、そもそも発動する時は相当に集中しているので、めちゃくちゃな広範囲を斬ろうとしない限りは、一太刀で目標を『断物』することができる。


 それならば連続で何度も使えば良い、と思うが、この能力は一度使うと、次の使用までに1秒くらいはインターバルが要る、ということをユージンは何故か理解していた。

 たったの1秒、と思うかもしれないが、斬り合いの中での1秒は、実はかなり長い。


 今のユージンは、1秒間に10回程度剣を振るえるのだ。どんなに頑張っても、その内1回しか『断物』は使えない。これは、この能力の絶対的な制約であった。

 悪魔ベルソンとの戦いで3回連続で使えたのは、単に敵が遅かったからに過ぎない。

 とはいえ、この『断物』は、成功さえすればその1回が反則的に強力である。あらゆる物理的・魔法的防御が、一切通用しないのだから。


 という事で、ユージンの新しい能力はまだまだ使いこなせていないが、一行は危なげなく旅を続けた。


 そして、大陸南東部を流れるケムルト川沿いの街道を、西へ西へと進んだ結果――、ついに川の終着点に辿り着いた。



「これが、中海なかうみか」


 大陸の真ん中にある海だから、中海なかうみ。ただし、海とは言ってもそれを満たしている水は淡水だ。ユージンの感覚からすれば、これは湖であった。

 だが、規模が湖のそれではなかった。大陸中の河川が流入するその湖は、地球最大の湖であるカスピ海の3倍程度はある。日本の国土がおよそ3個分入る計算だ。


 長い時間維持され続けた出口のない湖は、河川水中の塩分が溜まっていくため、地球であれば通常は塩湖になる。

 だがこの中海は淡水が維持されており、ユージンは疑問に思ったのだが、その答えを持っている者はいなかった。


 何せ、そもそも塩水というものがこちらの世界には自然に存在しない。

 ユージンの疑問を多少なりとも理解してくれたのは、同じく海というものを知っているディストラだけだった。だがそのディストラも、知識では知っているものの、実物を見たことはなく、塩分の話をされても苦笑するのみ。

 ユージンは、この手の科学的サイエンスな話をするのは諦めた。



「でっけー!見渡す限り水じゃん!すっげー!」


 ユングが、馬車から身を乗り出してその光景を眺めて、喝采を上げた。

 動画はもちろん、写真すら存在しないこちらの世界では、中海の存在は本当に「話に聞く」だけだったのだ。

 初めて見る光景に、ユングもフレイヤも目をキラキラと輝かせていた。


「フラールは、来たことあるのか?」

「何回かはあるわ。この辺りは貴族の避暑地になってるのよ」

「なるほど。ありがちな話だ」


 この中海の東岸は、ほぼネアン帝国の領地である。しかも、どこかの貴族の領地という訳ではなく、皇族の特別直轄地だ。そのため、他家に気遣う必要がなく、多くの帝国貴族がこぞって別荘を建てているのだ。

 もちろん、皇族の離宮も存在しており、フラールは過去に何度か離宮を訪れたことがあった。


 中海は、そんな貴族や平民達のレジャーの場として有名であるが、他にも重要な機能がある。


 水運である。


 中海には、多くの河川が流れ込んでいる。そして、河川というものは河口に近付くにしたがって、川幅を広めるものが多い。

 つまり、中海の周りには、橋を架けにくい、川幅の広い河川が多く存在している。


 このため、中海の向こう側に陸路で向かおうとすると、相当遠回りをする必要があるのだ。


 一方、中海の上を通過してしまえば、最短距離で対岸まで渡ることができる。

 中海で水運が発達したのは、当然であると言えた。



 ユージン達も今回、船で対岸の国まで渡ることにしていた。

 小さな馬車ならば軽々と載せられる中型の船を、ライリーは贅沢にも貸し切った。


「こちらには貴族が4人も居るからな。トラブルの種はなるべく摘み取る」


 というライリーの言葉に、ゾーイが微妙な表情になった。


「うえー、ボクが貴族としてカウントされてる~」

「事実だろう」

「そーだけどー」


 そうは言うものの、ライリーはゾーイに対する態度を変えることはなかった。さすがにそこは空気を読んだらしい。

 尤も、ユングやフレイヤに対する態度も当初から変化していないため、ゾーイだけ特別対応というわけでもないが。


「さて、じゃあさっさと乗り込みますかね」


 ユージンは、船の船尾に掛けられた大型のタラップに、馬車を進める。賢い馬達は、ユージンの指示通りに不安定なタラップを進み、船倉に無事到着した。


「しばらくは海の上だ。お前達はゆっくりしてくれ」


 語りかけるユージンの言葉を理解したのか、馬達は頭を上下に振るのだった。


     ◆ ◆ ◆


「うおー!どこにも陸が見えねー!」


 出航した翌日、ユングは甲板に立ち、どの方向を見ても陸がない状況に驚いていた。


「これじゃ、どっちに進むのか分かんなくねーか?」


 ユングの質問に、近くで同じく水面を眺めていたゾーイが答える。


「方角が分かる魔道具があるんだよ。それができる前は、太陽とか星の位置で判断してたみたいだね」

「へ~、昔の人はスゲーな」

「ちなみに、これの動力はなんだ?」


 今度はユージンからの質問があり、それにもゾーイが答える。


「それも魔道具らしいよ。一応、帆船もまだ残ってるらしいけど、今の主流は魔道具を動力にしたやつだね。そこまで速度は出ないけど、安定して航行できるから、よっぽど天候が荒れない限りは予定の日程で運航できるんだよ」

「詳しいな」

「中海には、獣魔討伐の任務で来たことがあるからね~。そういうユージンは、海に驚いてないね?」

「……まあ、俺が育ったのは、海の近くだったからな……」


 ユージンが視線を、遠く水平線に向けた。

 美しく青く輝く大海原を、どこか眩しそうに目を細めて眺めるユージンは、少しだけ哀しそうにも見え。


「そうなんだ……?」


 ゾーイは首を傾げるのだった。



「それにしても、ディストラ兄ちゃんはだらしねーなあ」

「昨日は、海を見てちょっとはしゃいでたのにネ」


 ユング、フレイヤと同じく初海のディストラは、ユングほどではないにせよ、昨日は少し興奮した様子だったのだ。

 だが、出発から数時間もすると、顔を青褪めさせて、船室に引っ込んでしまった。

 船酔いである。今日もほとんど船室に籠っている。


「エルムト川やノクトヴァ川を渡った時は、平気そうだったのに~」

「あの時は、時間が短かったからな。ちなみにライリーも、平気そうにしてるけど実は若干船に弱いと見た」

「そうなの?」

「出航してから、書類を見ている時間が明らかに減ったからな。揺れる船内で文字を見ていると、酔い易いんだよ。ディストラほど弱くはないにせよ、強くはないから、予防しているんだろ」

「ふ~ん、おれは全然平気だけど」

「ボクも~」

「ま、これは体質とか個人差あるからな。仕方ないだろ」

「回復魔法も、根本的な解決にはならないみたいだしね~」


 一応、酷い吐き気や頭痛等は、回復魔法で回復させることはできる。ただし、それは一時的なもので、またすぐに症状が発生してしまうのだ。

 故に、本当に酷い時は魔法を使うものの、基本的には寝て耐え凌ぐ、というのが普通の対処らしい。


 現在、その「本当に酷い」らしいディストラのために、フラールとフレイヤは回復魔法をかけているである。


「あ、終わったみたいだね」


 ゾーイが船室の方を向いてそう言った。

 つられてユージンも振り返り、甲板に出てきたフラールとフレイヤの姿を認める。


「どうだ、ディストラは?」

「まあ、どうしようもないわね。一応、回復魔法を掛けて、今は落ち着いて寝てるけど……」


 ユージンの問いに、フラールが不憫そうな顔で答えた。


「それだけでも、ありがたいだろう。まあ、死ぬわけじゃないし」


 ユージンが非情な事を言うと、ゾーイが苦笑する。


「『死んだ方がマシ』って言う人もいるケドね」

「マジか。それは辛いな」

「まあ、でもディストラはフラール様とフレイヤが居て良かったね。そこまでの目にはあってないでしょ」

「そうだと良いんですが……」


 フレイヤも、心配そうな顔で船室の方を見返した。


「でも心配してもディストラ兄ちゃんが良くなるわけじゃないしな!おれ達までしんみりするより、海を見て楽しもうぜ!」

「ユングにしては良い事言うじゃん。っていうか、まだ飽きないワケ?昨日からずっと見てるくせに」

「昨日は気付かなかったけど、船の傍で魚が跳ねてるんだぜ!おもしれーよ!」


 初めての海を前にして、ユングは水を得た魚――とは少し違うが、活き活きとして子供らしさを全開にしていた。ゾーイの言葉も全く意に介していない。


 そして兄につられるように、フレイヤも船首に立って前方を眺め、楽しそうに口を開く。


「飛んでるみたいです」


 その台詞に、ユージンは某豪華客船の沈没映画を思い出し、クスリと笑ってしまった。

 それに気付いたフレイヤが、コテンと首を傾げた。


「何ですか?」

「いや、俺の故郷にあった映画のシーンに少しだけ似てたから、思い出してただけだ」

「映画?」

「ああ、何というか……物語だ」

「どんなお話なんですか?」


 フレイヤが予想外に食いついてくるな、と思いつつ、ユージンは軽く説明する。


「あー、俺もよく覚えてはないけど。確か、身分の低い主人公の男が、豪華客船で貴族の女性と出会って、恋に落ちる感じの話だったと思う」

「身分差の恋愛!鉄板だよね!ユージンの世界でも、やっぱりそういうのがあるんだね」


 ユージンの説明に、ゾーイも食いついてきた。


「まあ、そうだな」


 タイタニック号が沈んだのはユージンの生きる現代よりも100年も昔の話であり、現代日本に分かり易い身分差はないが――、それでも、恋愛漫画や物語において、身分差は鉄板のネタであろう。

 ちなみに、勇者とはいえ平民のユージンと、今彼の周りにいる少女達との間にも身分差があるのだが、ユージン自身はそれに全く気付いていなかった。


「障壁がある方が、燃えるって言うよね!」

「そうなんだろうなあ」


 楽しそうに言うゾーイに、ユージンは気のない相槌を打つ。

 それにゾーイが文句を言う前に、フレイヤが質問する。


「ユージンお兄ちゃん、その物語では、主人公の男性とヒロインの女性は結ばれて終わるんですか?」

「一応、船の上で結ばれるんだけど、その後船が沈没して、主人公は死んでしまう」

「えっ」


 フレイヤとゾーイが、若干ショックを受けている。

 そこにフラールが口を挟む。


「悲恋ものね。私は、そういうのも好きよ」


 そう言うフラールに対し、ゾーイが不満そうに。


「え~、やっぱり恋愛物語はハッピーエンドが良いな~。フレイヤは?」


 話を振られたフレイヤは、少し考えた後に。


「わたしも、悲恋はあまり好きじゃないですね。でも……、お互いに納得して別々の道を行く、というのは、ありなのかなと思います」


 フレイヤの言葉を聞いて、ユージン、フラール、ゾーイは目を瞬いて、フレイヤを見つめた。

 その反応に、フレイヤが若干怯む。


「な、何ですか……?」

「いや、一番年下のフレイヤが、一番大人びたことを言ったから驚いてるだけ」

「そうね」

「同じく」


 ユージンの回答に、フラールとゾーイも同意した。


「え、と。な、生意気なこと言ってすみません……」


 シュンと首を竦めてしまったフレイヤを、ユージン達が慌ててフォローする。


「いや、別に謝ることはないぞ」

「そうよ。フレイヤがしっかりしてるのは今に始まった事じゃないし、私達も助かってるもの」

「そーそー。時々、ボクよりも精神年齢上かも、って思うし」


 ゾーイの言葉に、ユージンとフラールが胡乱な視線を投げた。


「何カナ?」

「いや、自覚あるんだと思って」

「そうね。一応客観視は出来ているのね」

「あれ?ボク、馬鹿にされてる?」


 ユージンとフラールは、あからさまに視線を逸らした。


「失礼な!ボクはこれでも客観的・論理的な視点が必要とされる一級魔法士なんだよ!」

「それでなんでその性格のままなんだよ」

「それは、これがボクのあいでんてぃてぃ、だからだよ☆」

「ああそーだったな。ホラ見たか、フレイヤ。考え方に、年齢なんて関係ないって良く分かるだろ?自分は自分として、フレイヤはもっと自信もって良いぞ」


 ユージンの強引な結論に、フレイヤは一瞬ポカン、としたものの、すぐにクスッと微笑んだ。


「ありがとうございます、ユージンお兄ちゃん」


 ちなみに、ゾーイがユージンの話に食いついた辺りから、ユングは皆の会話を興味なしと判断して、海の観察に夢中になっていた。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 第1回YSJ秘密会議


ゾーイ「では、第1回YSJ秘密会議を始めたいと思います。わーぱちぱちー」

フレイヤ「……えっと、ゾーイちゃん?何ですかそれ?というか、わたし達2人しかいないんですが」

ゾーイ「今のところ、明確な該当者がボクとフレイヤだけだからね」

フレイヤ「……何となく分かった気がします」

ゾーイ「そう、Y(ユージンのことが)S(好きになっちゃった)J(女子)の話し合いの場だよ」

フレイヤ「必要ありますか、それ?というか、ゾーイちゃん、この間までそんな素振りなかったじゃないですか」

ゾーイ「いやぁ、こないだの南部視察の時にね~。色々あって~。ぽっ」

フレイヤ「何ですかそれ詳しく!」

ゾーイ「ちょ、フレイヤ、目!目が怖い!」

フレイヤ「まさか、その身体でユージンお兄ちゃんを誘惑して……!」

ゾーイ「フレイヤ落ち着いて!キャラ変わってるから!」

フレイヤ「これが落ち着いていられますか!わたしだって、あと5年あれば……!」

ゾーイ「だ、大丈夫だから、フレイヤが考えてるようなことはないから!」

フレイヤ「そうですか。それなら良いんです」

ゾーイ「ていうかフレイヤ、10歳でその発想はどうなの?」

フレイヤ「わたしに言わせてもらえば、ゾーイちゃんの方が子供っぽ過ぎます」

ゾーイ「え、フレイヤに真顔で言われると、マジでショックなんだけど」

フレイヤ「わたしがゾーイちゃんくらい色々出ていれば、もっと有効に活用してます」

ゾーイ「やめて!フレイヤの口からそんな言葉を聞きたくない!」

フレイヤ「ここはそういう場じゃないんですか?」

ゾーイ「そうだけど!いや、ちょっと違うけど!」

フレイヤ「どっちですか」

ゾーイ「色々ね?本音を言ってくれたらとは思ったよ?でもそれはユージンに対するあれこれであって、ボクに矛先が向くとは思ってなかった!」

フレイヤ「それはご愁傷様です」

ゾーイ「いいの?ねぇいいの、そのキャラで?普段のフレイヤからのギャップが酷いよ!」

フレイヤ「わたしの黒い部分を凝縮したらこんな感じです。普段はある程度『良い子』を演じてますからね」

ゾーイ「言いおった……!ユージンにバレたら嫌われるゾ」

フレイヤ「ユージンお兄ちゃんの前では、意識しなくても『良い子』になっちゃいますからね、そうそうバレないでしょう。それに、もしバレてもユージンお兄ちゃんはこれくらいで動じたりはしないと思います」

ゾーイ「計算高い上に、ユージンへの謎の信頼!くぅ、ユージンが好きそうな感じ!」

フレイヤ「え、そうですか?というか、ユージンお兄ちゃんの好みってイマイチ分からないんですけど」

ゾーイ「まあ、具体的にって言われると確かに分からないけど、少なくとも頭良くない人は好きじゃなさそうだよね」

フレイヤ「何も考えてないタイプのバカですね」

ゾーイ「言い方!」

フレイヤ「容姿はどうでしょう?」

ゾーイ「う~ん、美人系の正統派美少女フラール様でも、特別ユージンの目を惹いてる訳じゃないし~」

フレイヤ「ゾーイちゃんの立派な「それ」も、そこまで効果はないみたいですしね」

ゾーイ「……ねぇ、フレイヤ。もしかして誰かと入れ替わってない?背中にファスナーが付いてたりしない?」

フレイヤ「何言ってるんですか、ゾーイちゃん?」

ゾーイ「うん、ごめん。もう疲れちゃったみたい。今日はこの辺でお開きにしようね……」

フレイヤ「分かりました。ではまた次回」

ゾーイ「おかしいなぁ、こんな筈じゃあ……」

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