自己紹介1
キャラが大体半分くらい出てきます。
[ただいまを持ちまして、第三十二回入学式を閉会します。]
終わったのか。話長すぎて半分以上聞いてなかった。火笠のやつもぐったりしている。みんな疲れから解放されて周りと話し出す。そこに、
[それでは今から各教室に移動してもらうのでクラスの看板を持った教員に従って移動してください。]
とのことなので移動しよう。
教室に着くなり自分の席を確認する。俺の席は教卓から見て左から二番目の1番後ろ。なかなかいいんじゃないかと思う。席に着くと教室全体を確認する。こう見るとやっぱり火笠と新城さんはずば抜けて容姿に優れている。しかし、女子でもう1人美少女がいる。確かあれは…
「じゃあ今から出席確認と共に自己紹介をしてもらう。名前が呼ばれたら席を立ち、軽い紹介をしてくれ。その前に私の自己紹介をしようか。名前は杉田美穂。教科は数学。年齢は三十手前だ。このクラスがなにも問題を起こさぬようにしっかり指導していく。よろしく。」
女の先生が入ってきた。なかなか美人の先生だが怖そうだな。ここまでラブコメ街道まっしぐら。
「じゃあ次ー、…」
次々と紹介が終わっていく。
「…次、郡信女さん。」
少し教室がざわつく。確かその名前は…
「郡信女です。多分見たことがある人がほとんどだと思いますが昔少し子役としてテレビに出たことがあります。けど今はただの一般人なので普通に話してください。よろしくお願いします。」
やっぱり。郡さんって確か数年前のやっていた朝ドラの子役だ。一世を風靡した子役だったがいきなり芸能界から忽然と姿を消した。こんなところで会えるなんて。ってかこのクラスヤベェだろ。なんてラノベ?
「…次ー、新城明日香さん。」
「はーい!えーっとぉ、新城明日香って言います!みんなで仲良くしましょう!」
彼女がそう言った瞬間にクラスに拍手が立ちこめる。やっぱこの人がクラスのトップになる(確信)
「…次ー、祓川君。」
右のやつが立ち上がる。
「祓川です。よろしくお願いします。」
そう言って座ってすぐに机に突っ伏す。こいつ…ラノベ主人公じゃん。絶対修羅場起こる。
いかがだったでしょうか。まだ続きます。