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僕はいらない

作者: 茶呉耶

その日僕はビルから飛び降りて自殺しようとしていた。

何故かって?

それは僕自身が僕は必要ない存在だと気づいたからだ。

そのことに僕はとても悲観してしまい、

僕は思わずその日ビルを駆け上がって、

ビルの屋上にまでたどり着いてしまった。

僕はいらない存在なんだ

僕は必要ない存在。

僕は社会から外れた存在。

僕はいらない。

僕はいらない。

でもビルから飛び降りて、

僕という存在を抹消してしまおう。と、

そんな事は出来なかった。

何故なら僕はあることに気づいてしまったからだ。

当たり前のことだとは思うけど、

白があるから黒があるように、

右があるから左がある。

つまりは反対があるから、

賛成という概念が存在するのも、

同じ理論だということに気づいたんだ。

だから不幸者が存在するから、

幸せ者がいるように、

「いらない」人がいるから、

「必要な」人が存在するんだ。

ってことはだよ?

本当に要らない人っているのかな?

僕という「いらない人」がいるから、

「必要な人」っていう概念が存在し、

「いらない人」がいないと、

「必要な人」って存在しないんじゃない?

だからこそいらない人っていらないわけじゃないんだよ。

もっと僕は胸を張って生きていいんだ。

僕はいらない。

僕はいらない。

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