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異世界ダンジョンテスター  作者: ダンマスその1
1週目
10/19

10日目

【10日目】



おはようございます。

今日も良い天気ですね。

ダンジョン内だからずっと晴れだけどな。


朝ご飯を食べつつ、ログを確認する。

久しぶりに朝から米を食べる。

リルに合わせて朝はパンにしてたけど、大分米に慣れたみたいだしこれからは自由だ。






で、侵入者が来た。

こっちは朝ご飯を食べてるって言うのに空気を読まずに来た。

軽く確認したけど、冒険者って呼ばれてる人らしい。

人数は5人で、男が3人で女が2人。

全員が普通の人族で、亜人と呼ばれる人種はいない。


……………うん、そこまで見た目よくないね。

帰ってもらうか。






意外にこいつら強い。

ってか、猿がくっそ弱い。

狼はちょっと不利になったから撤退させた。

キーキーうるさい猿は減っても良いからこのまま特攻で。


うーん………防衛能力がかなり低いな。

まぁ、1階だし別にいいけど。


さて、あいつらをどうやって倒すかだけど……悩む。

殺すのはちょっと心理的に嫌だし撃退にしたい。

殺さずに鎮圧する方法………あ。






現代科学は最強だ。

催涙弾と呼ばれる、非致死性のガス化学兵器を使った。

ちょっとお高い値段だったけど、侵入者を無力化することに成功した。

これその内規制されるんじゃないかな?

使える内は遠慮なく使おう。


侵入者全員をロープで捕獲完了。

1人抵抗した人間がいたからスタンガンで軽く痺れてもらった。

スタンガンって気絶しないんだね……気絶するってイメージ持ってた。


「初めまして」


「………………」


全員無視する。

ちょっと悲しい。


「5人もいらないから話す気の無い人から殺すか」


「!?」


かなり驚いてる。

この状況で殺されないってどれだけ甘いこと考えてるんだ?

まぁ、殺すのは後味悪いからしないけど。


「ここに来た目的は?」


「か、金だ……ダンジョン制覇さえ出来れば金が手に入る……」


「お前達の強さは?」


「Eランク……あ、えっと……PTだとDランク…です………」


び、微妙……。

それに基準が分からないから反応し辛い。


それからも色々と聞いたけど案外役に立たない。

こいつらも規制されてる側の人間で、大した情報を持ってない。

やっぱり学者とか貴族とかに聞かなきゃ文明とかは分からないのか……。






「シュコー……シュコー……」


「シュコー……シュコー……」


「お、おい……待てよ……落ち着けって……」


今、俺とリルはガスマスクを付けてる。

これはあくまで念の為であってシュールストレミングスを開封するつもりはない。

あれ食べるの結構大変だからね。


「ここに……シュコー………やばいソースが掛かった肉がある。シュコー……完食したら解放しよう」


「うっ……に、臭いからしてやばいだろこれ……」


普通のチキンナゲットにハロウィンと書かれた死のソースだ。

たっぷりと掛けてあり、俺は絶対に食べたいと思わない。


「シュコー………さぁ、誰が食べるんだ?」


仲間割れを始めた。

感情値の回収の為にやっているが、結構いいかもしれないな。

どこかに監禁する施設でも作るか?


最終的には先程暴れてスタンガンを食らった男が食べることになった。

暴れてなければここまでされなかった可能性があるから責任を取るべきとのこと。

可哀そうに……最終的には全員に食べさせるのもいいかもな。






涙や鼻水、小便など色々と垂れ流している冒険者をリルに捨ててきてもらう。

途中でガスマスクを外して臭いにやられていたのは傑作だったな。

何のためにリルの分も用意したと思っているんだ。


お昼御飯を食べた後、1階にいる狼を全て2階に移す。

多分、森の中じゃ役に立たないからな。


1階の森の中に色々と罠を仕掛ける。

基本的に糸を使った罠で、催涙ガスが出たり大きな音が鳴ったりする罠だ。

外周部分に仕掛けていたけど、結局は4分の1しか設置が終わらなかった。

まぁ、続きは明日でいいだろう。


いつも通り晩御飯を食べてお風呂に入る。

今日はちょっとだけ疲れた。


おやすみなさい。






☆収支

[収入]

・デイリーボーナス+1000DP

・掲示板ボーナス+100000DP

・感情値+64855DP


[支出]

・DM変換-1000DP


[所持]

・164855DP


[魔物]

ウルフィー:40匹

スライム:210匹

ディンサー:100匹

リザード:100匹

フォクスィー:2匹





財宝や名誉を『期待』し、催涙ガスで『苦しみ』、囚われ『絶望』した後、デスソースで『悶え』『苦しみ』『救い』を求める。

かなり大きな感情が動いている為、ポイントが大きいです。

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