3/9
神童に捧げた詠
一ある神童に
この街に あるのは ガラクタと穢き生命の生きざまで
街らしき匂いはする
虫の声 慣れぬ人聞けば 寝れぬと 茶だったのか。虫とは
加の人も いつか見たのかこの夕日 じつと手を被せてみる
二 なあんともない日々
食べていた 料理の皿をみて 笑った だってほら レンゲが仲良く三つ並び
都会から田舎へ来た人 無視で寝れぬ と言えば 逆に落ち着くと声を聞く
もう子供じゃないんだから と 言う君に 大人って何と聞けば 黙りこむ君よ
大人って大きな人って書くんだよね? うん。大きいんだよ。 こんなやり取り無きものか。
くうだらない日々よ お前はいつかこの手から去ってゆくか ならば余計に愛おしかな