対捕食種専門高等学校 保健体育教科書第3章 「デザインズチャイルド」より抜粋
対捕食種専門高等学校 保健体育教科書第3章「デザインズチャイルド」より抜粋
*デザインズチャイルド (ドール 又は ドールズ)
遺伝子操作により、顔の形、目の位置や形、体の体型や、足の長さ、IQの向上、肌の色、髪の色、つまり現在人間が遺伝子操作で行えるすべての治療を卵子、及び精子に施して、それを人工子宮や、母体に戻して、成長させる方法を指す。
元々は難病回避の目的があったが、戦争に突入すると、運動能力や、体力の向上、夜戦に向いた肌の色、的確な判断力や、部隊の的確な統率力などをコントロールするため、様々な部分に手を加えてきたのがデザインズチャイルドの始まりだ。
戦後も、食料問題、人口減少を解決するために、様々な取り組みが行われた。 食事は少なくても十分に体に栄養が行くようにデザインされ、人口減少を食い止めるために、頭の良い、美男、美女を親が求めるようになったのだ。 また、独り者の為に、クローンに遺伝子操作を施した異個体を作る事まで行われるようになり、戦後20年で日本は戦前と同じ水準まで人口を確保した。
時間を掛けたくない場合、人工子宮と、人工羊水により実時間1年で体は16才程度まで成長させることができ、親からの意識ブレンドにより、経験や知識を青年体にインストール出来る技術もある。リハビリに3ヶ月程を要するが、それでも早急な人材の確保にはとても向いていた。
よって、身体的年齢と、実年齢が違う子どもたちも多く存在する。これは、戦中兵隊の人数を確保するために盛んに行われた研究により創りだされ、それが今のデザインズチャイルドに応用されているものだ。 戦後これらは国民に無償で開放され、戦後復興の礎になった。
デザインズチャイルド 、それらを総称して ドール または ドールズ と呼ぶ
対して、ナチュラルは自然交配、自然分娩でありこれに当てはまらない出産方法の事を指す。