表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

40/58

大絶賛とサプライズ!?

 ギルド3階と4階の半分は従業員用の賃貸にしていて格安で社員さんが住めるようにすることは前にギルマスのルドルフさんには許可をもらって作っていた。

 3階は左側に3部屋、右側に3部屋と階段上がって正面に2部屋を完備。

 4階も同じく…右側と左側に3部屋ずつを完備してあり、3階の2部屋の上側に託児所を作ってお子さんがいる職員さんのサービス向上の為に設置してみたけど……やりすぎたかな?


「ありがとう……ございます。」

「えっと……部屋は余っていましたし、ギルマスの話を参考にしたまでですよ!」


 彼女が言うには家が遠くて2時間かけてから出社する人や子供を預ける親類が居なくて一人でお留守番させたり、仕事辞めたりした人も居たのだと聞かされ、僕は少しはギルドの人の為に建築スキルが使えたのだと……少し誇らしくなった。


「最後は……ルドルフさんの要望を完全再現した部屋になってます。」

 

 部屋は全部で3部屋あり…執務室、寝室、仮眠室を準備し、シャワールームとトイレと要望があった日当たりのいい場所に菜園スペースを作ってます。


「なんか……殺意が芽生えるわね!」

「まぁまぁ…ルドルフさんはシャワールームも仮眠室も自由に使わせるって言ってましたよ?」

「えっ……そうなの!?」


 言ってはなかったけど…このまま殺人事件は制作者としてはあってはならないからね……冗談だろうけどね!


 僕とレイラさんは一旦、一階のエントランスまで降りて少しそこでお話をすることにした。


「内見させて頂いてありがとうございました!」

「気に入ってもらえて僕も嬉しいです♪」


 建築史上…最大規模の建築だったから気合いが入ったことや人の要望を組み込んだ建築の難しさなんかもレイラさんと話しているとポロッと愚痴ってしまっていた。


「最高です!この費用の見積書を出して貰えたら経理部に打診して調整しますね。」


 前回…ルドルフさんに条件を呑んでもらったことで僕からタダでギルド建築をすることを契約条件に組み込んだことを伝えた。


「まさか……これをタダにするおつもり!?」

「そうなるね…それが条件だし。」


 レイラさんは僕にこれだけの建築の能力があるとはルドルフさんも思っていないと言われた。

 これはギルドの信用にも直結する話だと、すごい見幕でレイラさんは問題点を話してくれた。


「ギルドは国とは別の独自組織ですのでキッチリしておかないとダメなんです!」


 信用を基盤にする組織だからウワサでギルドは貰ったものだとか言われちゃうとケチだとか金ないとか言われて信用が失墜してしまうという話らしい。


「そう言うことなら仕方ない…」


 ルドルフさんには今度、来てもらった時に出来栄えと費用についての話をしたい事を伝言としてレイラさんに頼むことにした。


「お任せください!それでは帝国に戻ります。」

「気をつけてお帰りください!」


 レイラさんと解散して僕は部屋に戻るとルシアとエリーナが夕食の準備をして出迎えてくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ