ギルド内部の紹介とギルド職員!
「ふぅ〜。はぁ〜。ふぅ〜。はぁ〜。」
「え?ナニしてるの!?」
レイラは急に深呼吸を始める…ちょっと落ち着いたのか僕を見つめると無言で親指を上げてグットを表すサインを送ってきた。
「レイラさんもしかして……」
「ええ。次は動揺しませんよ。次はこの様な失態はしないと約束致しましょう!」
どうしてそんな自信が何処から湧いてきたのやら…ぶっ倒れないとイイけど……。
レイラさんのイメージが崩れるのだけは避けてあげたいと僕は強く願っている…。
「落ち着いたなら良かったよ!じゃあ、どうぞ中へとお進みください♪気に入ってもらえるとイイんだけど……」
一階は広々としたフロアに冒険者ギルドと聞いたからカウンターっぽい作りの顧客対応ブースを合計9カ所作っておいた。
カウンターの裏には通路を作って個人情報の書類などを保管する保管室も完備した。
次に入って右フロアには待合ブースを設けて冒険者同士の意見交換の場を作ってみた。
左フロアには喫茶店なんかを作れたらイイなって気分で作ったけど、要らないってなったらショックだから予備ブースとして手をつけていない。
それから中央に2階に上がる為の螺旋階段を設置して見た目もオシャレな一階に仕上がったはず。
あとはギルド職員のレイラさんが判定をして改善点があれば修正を加えないといけないかも……。
「なんですか……これ……なんなんですか!?」
「ダ、ダメでしたか!?修正カ所を……」
「何を言ってるんです?」
「え……?」
レイラは苦悶に満ちた表情で悶絶していたからてっきりこんなギルドはダメなのかと思っていたけど、どうやら僕の勘違いだったらしい。
ラスタードに建てていたギルドは老朽化に加えてかなり小ぢんまりしていたみたいで、カウンターも3カ所と手狭だったらしい……愚痴られてしまったけど、こうやって使う人の意見が聞けるのは新鮮で参考になるからありがたい!
「あの…保管庫なる場所も覗いてみて良いかしら?気になって……気になって……」
「どうぞ♪どうぞ♪隅々までごユルリと♪」
すでに外で話していた約束は破られている気がするけど……僕が作った建物に興味を持つイイ人は約束を破るなんて事はないのです!
(勝手に隠匿してしまう僕……)
それからはスムーズに建物紹介を進めた。
「2階はですね……」
2階は階段上がって右がクレーム対応ブースと左が対策室となっていている。
クレーム室は全5部屋で防音効果を付けているから外漏れにくいようにし、リラクゼーション効果を部屋に付与しているからイライラの減少効果も期待できる。
対策室にも防音効果を付与しているから秘密の会議なんかした時も安心だと思う!
レイラさんにはこんな感じで説明してみると食い入るように僕の話に耳を傾けていた。
「なるほど…付与……すごいです!」
そして3階の話になるとレイラさんの目の色が変わった……前のめりになるほどにこの階に興味があるのだとレイラさんは言っていた。




